岐尼と久佐々は久しぶり  2019年12月8日

♣ 独 行“能勢の式内社2社に詣でる” ♣

Hはサイクリング仲間の集いで早々と出て行った。「大阪は曇りのち晴れ」と予報を聞くと歩くしかないではないか(?)。先日の生根さんのように、式内社を意識しないでコンチワ/サイナラ的に参詣した諸社が気になり、そのうちの2つ・能勢のお社をバス乗継でと大雑把に決めて飛び出す。山田市民体育館前(バス乗継)千里中央→畑四丁目→池田、あとがいけない。「昔池田→宿野というバスがあった」と案内所に掛け合って話の噛み合う訳がない。とっくの昔に無くなっているのだから。結局池田(阪急)川西能勢口(能勢電)山下。ここで時間待ちにつきコンビニのイートインののち、暫時山下“町ブラ”とは相成った。

今日の出発点「山下バス停」12:47。山下にはこのほか「山下駅前」と「山下本町」都合3つの「山下」名BSがある。

延々(?)16分・途中11ものバス停をほぼNonStopで、下車は「森上バス停」13:03。

式内@岐尼神社。バス停から300mほど西。 写真左から社頭、拝殿、覆屋内の本殿。 攝津名所圖繪に謂う「岐尼神社(きにのじんじゃ) 今西村にあり。〔延喜式〕に出づ。杵禰と作る。〔倭名類聚〕に枳根と書す。岐尼・枳根通音なり。枳根荘十村の生土神とす。」 以前歩いた時この近所でダンボールケースに一杯入っていた柿を「差し上げます」とあったのを思い出す。

戻って森上の三差路を越える。

能勢街道に出る。左はるか剣尾山の連山を望むが、如何せん暗い。小雨もよい。ここまで約500m。

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R173(能勢街道)とR4(能勢茨木線)及びR602(島能勢線)の交差点に立つ「緑の一里塚」能勢街道の碑。

R4が暫時R104(宿野下田線)と重なる地点に知る人ぞ知る豆腐屋がある。さっきの交差点から大凡1.2km。

久佐々のお社の杜が見えてきた。宿野だ。豆腐屋から1.4km。山腹に見える卍は隣接する桂林寺のもの。

式内A久佐々神社 写真左から社頭鳥居、拝所、本殿。 久佐々神社(くささのじんじゃ) 中宿野村にあり。〔延喜式〕に出づ。此地の生土神とす。土人草々(くさぐさ)明神と訛る。(攝津名所圖繪) 

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さああとは帰るだけ、さっきR4分岐を来るとき山下行きのバスとすれ違ったが、あれは宿野13:47発のバスだったようだ。いま14:20。次のバスは15:07で小一時間ある。小雨もよいの此の辺でつぶせる時間ではない。エイ、一層のこと森上まで歩こう。

東行する側に「豊中センター」方面行きのバス停があって一瞬戸惑うが、これは「豊中市立青少年野外活動センター」。かつてCSの冬季舎営に使ったことがあるのを思い出す。略40年前のことだった。

能勢町役場に隣接して「浄瑠璃シアター」がある。地域に根差し200年の歴史を持つ浄瑠璃を継続発展させるべく1993年に出来た。

絶対何があっても歌うまいと心に決めていた第九を歌う“ハメ”になった京都ゲヴァントSHさんからのお誘い。その「記念すべき我が第九初演」はここ(指揮北原幸男/アンサンブル・モーツァルティアーナ)だった。2001年のこと。見ると人権週間の講演会公報に交って「平原綾香ライブwith平原まこと」のポスターが貼ってあった。

R602からR4が東へ分岐してゆく。その先には一際大きく竜王山(462m)、左鞍部が明月峠。R4はここを越える。

若干マシにはなっているが、それでも。双耳峰的に見えるのは多分行者山だろうが定かではない。山辺川に架かる蜍エから北望。

15:08ようやく森上へ着く。15:15バスで山下へ向かい、今日の思い付きSentimental Journeyは幕引き。

森上(阪急バス)山下(能勢電)川西能勢口(阪急)豊中(バス乗継)千里中央→で帰宅したときは。すっかり暗くなっていた。Y子さんの心配にかかわらず無事歩き通せて帰れたことでよしとしよう。ホントは帰路宿野→山下はバス予定だったので、2.7km余分に歩いたことになるンだが。それ以上にR104よりも北側のR54を通った方が300m短かったと今、発見。

今日の総歩数 (6.5km÷0.65m≒1万歩)    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら