剣尾山 (785m)  2006年3月4日

♣ 3.5回目の剣尾山/独行 ♣

88年以来18年ぶりの剣尾山。様子はあまり変わっていなかった。ただ雪の季節のトライは初めてで、気温が低かったらアイゼンの出番があっただっただろうと思わせた。特に頂上手前の月峰寺跡はしっかり積もっていた。また先日の泉南飯盛山とも異なり、花などの色気がまったくなかった。行者口バス停の標高240m、行者山登山口の標高は300mで頂上との標高差500m弱。
(コース:能勢電山下駅=(阪急バス)行者口バス停−玉泉寺−行者山−六地蔵−月峰寺跡−剣尾山頂上−月峰寺跡−大阪府立総合青少年野外活動センター−久佐々神社−能勢町宿野バス停=能勢電山下駅)

真言宗 玉泉寺。もと山上にあって月峰寺の一坊であったという。ユースホステル併設など以前のまま。

行者山。奈良時代に役行者が行場を拓いたと伝える。手前の色気のないバリケードは多分「しし除け」。

行者山登山口の標識。標高300m。行者山は埋め込んだ木の段が延々続く。

大日岩。弥勒菩薩像が線刻され色彩が残る。 click-up

東の覗きから山辺集落を望む。右手前は簡保保養センター「能勢の郷」(追記:2007年2月民営化された)

行者山本堂と行場の巨岩。お堂の陰に雪が残っていた。あちこちに行場となった巨岩怪石が累々

行者山のピーク。標高460m。この先一旦下ってまた登りかえす。

炭焼窯。20年前来たときは古墳かと興奮したのだが。そんな筈はなかったのである。

無名峰ユリ道から剣尾山ピークを望む。

六地蔵。六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人間道、天道)のちまたに立ち、縁なき衆生をも救うという。晴れてきた。

かつてこの山上にあった月峰寺本堂跡。このほかに鐘楼跡、井戸跡など。現在の月峰寺は山麓の大里にある。

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頂上から東南方望見。中央が妙見山と見たは僻目。妙見は画面右外れたところらしい。

頂上から東方遥か京都の愛宕山望見。直下は大阪府立総合青少年野外活動センターの一部。遠く霞むは愛宕山

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頂上から北方に深山を望む。手前はるり渓GC

下り道すがら梵字の刻まれた日月岩 click-梵字up

いろんな表示のある脇道分岐。オリエンテーリングにのめり込んだこともあったなァ。

かつての剣尾山参詣のための町石

東側からの剣尾山登山口。標高480m

大阪府立総合青少年野外活動センター入口 click-文字up

能勢町宿野に坐す式内・久佐々神社。標高200m