“三諸のお山”に初もうで  2016年1月16日

♣ AZハイキング第173回例会“三輪神社初詣” ♣

われらがAZハイキング同好会は記念すべき第1回が「JR天理=石上神宮→白川溜池→弘仁寺→柳茶屋→正暦寺→円照寺→帯解寺→JR帯解」コース、つまり「“北”山の辺の道」であって以来、何度となく山の辺の道を歩いてきた。この3月で満15年、通算175回を間近にしている。ということは実にめでたく皆さんスタート時点からそれなりに歳をとっていらっしゃるのである。生駒を登ろうと六甲を歩こうと屁とも思わなかった強者どもが夢の跡、様変わりしてゆくのか、はたまた・・。
ㅤとまれ今日は快晴でよろしゅうございました。

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定刻に近鉄桜井駅前に7人集合。20分待ちでシャトルバスがあるとのことで約2名はそちらへ。ほぼ同じくらいに二の鳥居へ着くだろうと残りウン名は歩き出す。空は青空。

行程のちょうど真ん中付近、粟殿おおどのの地にこのお社「大神神社」が坐す。社名碑はなぜか真横向いている。当社、実は式内・桑内くはうち神社の論社なのだ。帰宅後調べていて判明、吃驚らコンヤ!

大和川を渡る。100m上流にJR桜井線の鉄橋が見え、その500m先には「佛教傳來之地」碑。かつてはそこを通って三輪さんへ行ったものだ。因みにこの上流は初瀬川。

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JR三輪駅近く和菓子屋。この本店が一の鳥居のそばにあったっけ。突き出しの飾り看板。大宇陀を思い出す

二の鳥居到着。バス組はあの↑バスでこれも只今到着。onmouse-鳥居扁額up

大神おおみわ神社拝殿。手前は鳥居と同種の神社の結界標識(ま、これも鳥居の一種なのだ)。今年がどうかいい年でありますように   ★大和名所圖會(1791年:秋里籬島)にこう記す。 〔神名帳〕大神大物主神社(おほかみおほものぬしのじんじゃ) 名神大。月次。相嘗。新嘗。〔三大實録〕に曰く、貞観元年正月授従一位。二月授正一位。三十村民共預祭祀(後略)。

三輪の七本杉の一「志るしの杉」は手水舎の傍らにある。

拝殿向かって右にある「巳の神杉」。巳さん(ミーサン=蛇)の好物・卵が供えられていた。

三輪さんに一番近いそうめん處「森正」。中庭に葦簀の屋根が掛かり 火が焚かれている。

このにゅうめん美味しかった。そう、950円だもん。美味しくなかったらバチが当たる。

当社は薬の神さんであり、お酒もそう。だから酒造業の信仰が篤い。日本酒の薦被りのそばにウィスキーの樽とビールのケース、はては醤油まで奉納されていた。

縁日の露店で買い食い“今にゅうめん食ったばかりなのに”。いやいやこれはこれで旨かった。

いかなこと初詣とは申せ、これだけでは、、ということで1km西方の大鳥居まで足を延ばす。高さ32.2mで本邦第2の高さをもつ(第1位は熊野本宮大社大斎原おおゆのはらにある鳥居。高さ34m)。(因みに一の鳥居は近くに別にある→ここ) 鳥居の向こうは大神神社のご神体・三輪山(別名:三諸山みもろやま)。ここでお土産を買って例会は解散。

このあと乃公がプライベートで予定していた式内社巡りに有志が同行下さることになった。(→ここ

応接室にK大人ご来駕
 

参道の終点

 

拝殿前にて

 

帰路参道にて

 

森正のにゅうめんで昼食