鳳から浜寺公園へ 2014年6月14日

♣ 独 行“泉州の式内社巡り 通算13回目・完了” ♣

ㅤ一昨年7月に深日・淡輪に足を踏み入れ、それから約2年。ようやく旧和泉国の式内社訪問が完了した。ということは大阪府下の式内社参詣が完了したということでもある。
 今日・締めは大鳥大社。高校合唱部でコンクールに上阪した際、長い汽車の旅に飽き飽きし(遠征の名の通り7時間以上かかった)、鳳の駅で停車中ホームで撮った写真がある。汽車の中では讃美歌をハモったり、それはそれで楽しかったのであるが。
 鳳を出るとすぐ左に「大鳥大社」という社名表示板があり、鬱蒼とした社叢とともに印象深かった。あれから何年?往事茫々。

ㅤ▲なお、お社記事に特化したページは あっち     ▼和泉の式内社一覧ページは こっち

ㅤ和泉国一ノ宮という大鳥大社の主祭神・日本武尊の像。

ㅤ大鳥大社の拝所の屋根は拝殿や本殿と同じく直線的で、大鳥造の特徴をよく表している。

ㅤ摂社である大鳥美波比神社は、同じ「大鳥五社」の一社なのだが、唯一屋根の形が大鳥造でなく流造になっている。

ㅤ境内にある与謝野晶子の歌碑。♪和泉なる わがうぶすなの 大鳥の 宮居の杉の 青きひとむら/晶子歌/田辺聖子書♪

ㅤ境内に菖蒲園があり、無料との案内板につられて(笑)入った。ちょうど満開で、蕾もたくさんあってこれは穴場、と思った。ただ昨今の空梅雨で沼はほとんど干上がっていて、菖蒲たちにとっては苛酷なシーズン。

これは南部憲吉という俳人の句碑。♪短夜の 水にひたして 榊かな♪

ㅤ「墨田の花火」

ㅤ★

ㅤ左方説明板にこうある。平治元年、平清盛・重盛親子が熊野参詣の途中、都にて兵乱あるとの急報を聞いて都に帰る途中、大鳥大社に参拝し、戦勝を祈願した。この時 ♪かひこぞよ かへりはてなば 飛びかけり はぐくみたてよ 大鳥の神♪ この和歌一首と神馬一頭を献じた。明治初年大鳥大社大宮司富岡鉄斎翁の筆により建てられた自然石の碑です。/寄贈 堺西ロータリークラブ

ㅤ東口の鳥居周辺。かつて阪和線車中から見ていた社名表示板はこれ(左)であった。

ㅤ鳥居から西へ真っ直ぐ2km。南海浜寺公園駅到着証明写真。この駅舎は国の登録有形文化財。

今日の総歩数 9,364 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら

ㅤ冒頭に記したとおり和泉の式内社巡りは今日をもって満願。例により大鳥郡以下 和泉郡日根郡の3郡を「和泉国編」として写真付きで一表にしてみた。

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大鳥大社
(大鳥神社名神大)

大鳥北浜神社
(大鳥神社)

美多彌神社

船待神社
(生國神社?)

愛宕神社
(火雷神社故社地)

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石津太神社
(石津太神社論社の一)

石津神社
(石津太神社論社)

等乃伎神社
(大歳神社を合祀)

蜂田神社
(鈴の宮)

陶荒田神社
(火雷神社を合祀)

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國神社
(故社地小祠)

多治速比賣神社右殿鴨神社

高石神社

大鳥大社境内摂社大鳥美波比神社
(押別神社を合祀)

多治速比賣命神社

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宿院頓宮
(大鳥井瀬神社)

大鳥濱神社

多治速比賣神社左殿坂上神社

開口神社
(生國神社を合祀?)

櫻井神社
(山井神社を合祀、國神社合祀?)

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日部神社

男乃宇刀神社

伯太神社
(博多神社)

夜疑神社

泉穴師神社

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兵主神社

大津神社
(粟神社を合祀)

粟神社跡地

曽彌神社
(曾禰神社)

泉井上神社

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阿理莫神社

山直神社

矢代寸神社

春日神社
(穂椋神社を合祀)

穂椋神社
(菅原神社)

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泉井上神社境内和泉神社

楠本神社

淡路神社

意賀美神社

波多神社

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積川神社

伯太神社飛地境内社丸笠神社

舊府神社
(信太森神社飛地境内末社)

聖神社

男神社

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男神社浜宮
(2021年追記)

高龗神社
(神前神社を合祀)

火走神社

日根神社

日根神社御旅所

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加支多神社

波多神社

国玉神社

意賀美神社

日根神社境内比賣神社

色分けは旧郡名順=大鳥郡、和泉郡、日根郡