和泉市から岸和田市を彷徨う  2014年1月13日

♣ 独 行“泉州の式内社巡り 通算5回目” ♣

11月に積川神社から波多神社を歩いた続き。山から海方向へというのを繰り返していて今回もその延長線上である。ただ前回洩れた山直付近を組み入れようとしたのが今回の大きな齟齬要因となった。それと何と言っても楠本神社の特異な立地は従来あまり例を見ないものであった。ただ歩くのみ、というシーンが多いと 場所が自然の山野の中でないだけに疲れる。ホント。
 ▲なお、お社記事に特化したページは こちら

今日のルートマップ。(クリックで拡大)
和泉中央から槇尾山口行のバスに乗り、終点一つ手前の「神社前」までゆく。

男乃宇刀おのうと神社。自画自賛であるが、この佇まい最高ではないか。気取りや衒いの類いが全く見えないのがいい。手前右へそして左向こうへ(100mほど向こうに佛並寺)と神社を巡る旧道。ガードの手前はバス道。雰囲気的に前回行った火走神社に似てさらにそれを凌駕するものあり。

ここ大日山佛並寺は特にお隣さんの男乃宇刀神社に関係ないという。

神社北方でバス道から右へ旧道が分かれる。

仏並の町から南方槇尾山方面を望む。あの山の向こうは紀ノ川筋・和歌山県。

さあこれからいよいよウォーキング。「ソトカン」こと外環状線を渡り1km足らずでここ国分峠。右へ行くと東高野街道へと続く。

黒石口バス停から右折してバス道と分かれて一路春日神社へ。産土としている在所の中でなく、やや離れたところに坐す。立派な社叢をもつお社。

本殿の傍に合祀された意賀美おがみ神社。降雨など水の神様で泉州の山沿いに多く見られる。今日歩いたところも溜池だらけで、先人がいかに豊作に心を砕いたかが伝わってくる。

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牛滝川を渡り結構な坂を登って出くわした民家。大和棟風のバリエーション、、、というよりその破風の造形がすばらしい。ただクレーンや電柱や高圧線などで写真が汚くなってしまって残念。 onmouse-up

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そろそろ1時、と思った時に見かけた浦田町のパスタ屋さん。ここでお昼にする。7つのテーブルが満席で“成程”の味を楽しんだ。

オークワを通り過ぎて右折、阪和道をくぐったまではよかったのだが、223号を真っ直ぐ行けばいいものを左折したため迷いだした。これは修道院手前の溜池に群がるシラサギとアオサギ。 onmouse-up

ま、ここの迷いは帰宅後の確認ではさほどのロスはなかった。しかし、修道院を過ぎ、包近公園近くまで行ったときに道を取り違えた。川を渡れば最短だったのに、公園のところで右折。一周2kmになんなんとする楠本神社を一周する羽目になってしまった。しかもこの神社は表参道以外からは一切の参拝を受け付けないという構造になっている。そのうえ表の一般道からの入口が何の愛想もない無標識。そして延々450mにのぼる参道。神社裏の新興住宅と児童公園、その上の溜池、さらにその上の墓地。そんなものの中を延々抜けて下りてきたところが果樹園。その中を暫く歩いてようやく参道に入る。ワオ!というしかない。それに乃公はものの見事にはまってしまった・・・・・・・・・・お社を一周するのに2kmだョ!。

そしてこの灯籠を過ぎてようやく鎮守の森を間近にすることができた。

楠本神社。拝殿前の白い玉石を敷き詰めたコーナーが印象的。

ここから見えるところまで一直線の参道 凡そ200m余。

何の変哲もない一般道からの入口。ここから鎮守の森まで凡そ450m。

そうなんです。最後は写真を撮ることに飽きてしまい、上記参道入り口から包近公園、40号線から223号線。この真っ直ぐな登り道の辛かったこと。変化が無いということがこれほどシビアだったんだ と気づく暇もない。只々真っ直ぐの2.3kmを歩いて歩きまくって和泉中央駅に戻り着く。楠本神社からもう二つお社を、なんて予定はどこかへすっ飛んでしまっていた。衰えた喃。

今日の総歩行距離 15.3km    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら