尾瀬に草紅葉を訪ねる  2012年10月3日

ㅤ♣ きょうだい旅は尾瀬リベンジ行 ♣ㅤ

     

二日目。実質的に歩きの初日。昨年尾瀬沼を訪れたときは大清水に車を置き、二泊分の荷物を担いで雪の三平峠を越え、尾瀬沼畔の長蔵小屋に投宿したのだった。標高差550mを攀じ、100m下ったのに比べ、今回は最高点の鳩待峠まで車で行ってしまう。あとは200m弱の下り(翌日は登り)だけだからうんと楽な・・・筈・・・だったのだが?

沼田から椎坂峠を越えて28km遡行すると片品村。これは片品のシンボル・尾瀬大橋。ここから8km更に遡行すると戸倉だ。この頃この辺りではまだ青空だった。

戸倉から鳩待峠へは一般車は入れない。駐車場に車を置いてシャトルバスに乗り換える。

鳩待峠でバスを降り、休憩所前で身繕い。いざ、デッ発。ここ(1,591m)から尾瀬ヶ原へ下りてゆく。因みに下り着きポイント・山の鼻は1,400m。

大清水から三平峠越えで尾瀬沼畔に下り立ったところにもあった「入山者カウンタ」と「靴の泥落し」。

その傍でまず記念写真。

山の鼻へ下りる途中の紅黄葉。
 実はこの途中、木道上で滑った方がおいでになるのだが、本人の名誉のため伏せておく。

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ここまでの急斜面が木道と石。それが濡れていて神経を使い果たした。それにこの標識、「エ?まだ三分の二歩くの?」onmouse-up

下りる途中の紅黄葉(続き)

「ご通行の皆様へ/クマと出会わないために/人が通ることを知らせてあげましょう/鐘を鳴らしてください/財団法人尾瀬保護財団/尾瀬林業株式会社」

(・・続き) 右はトリカブトの花。あちこちで見かけた。

紅葉(続き)

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マユミの種子 onmouse-up

ようやく山の鼻に下り着く。ビジターセンター前で。気温17℃。

南西方に聳える至仏山(雲がかかる)方向への草紅葉。このルートは登頂用一方通行になっている。下りは鳩待峠へ。

草紅葉の中に蝦夷竜胆(エゾリンドウ)。この季節尾瀬ヶ原で一番目立つ。

「山ノ鼻十二山神」碑。背後は至仏山。

ビジターセンター前で昼をしたため、身繕いののち尾瀬ヶ原に向かってスタート。

遠く東方に聳えるのは燧(ひうち)ケ岳。あの麓が今日のお宿だ。

草紅葉と池塘。今日明日はこれをノツノツするほど堪能することになる。古墳みたいな小山は「牛首」というらしい。

この湿原でただ一羽見かけたカモ。シャッターチャンス最悪。

七竈(ナナカマド)の実。

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燧ケ岳遠望。昨年完璧に雲をかぶり続けたヒウチさんがその全容を見せてくれた。 onmouse-up

そして牛首分岐。エー、山の鼻からここまで僅か2km余り。今日の湿原歩き行程の四分の一しか来ていないんだ。

急ごう。分岐までとほぼ同じ2km余り分岐から歩いてこのヨッピ川にかかる吊橋。

右のリンドウの花の先に見えるだろうか、東電小屋。名前から業務用かと思っていたが、山小屋の一つなんだ。

小屋周りで見かけた花。

小屋周りで見かけた花。

小屋周りにあったナナカマド。

小屋周りで見かけた紅葉。

ヨッピ川の下流で東電尾瀬橋を渡る。この下流が只見川。

南望草千里。

「オヤマ」か「ハバヤマ」かいずれにせよ山火口(ヤマボクチ)の仲間だろう。そこここで見かけた。

赤田代分岐の手前で木道取替え作業中。聞くと20年ものだと。この東電小屋経由コースは“サブコース”との思いを強くする。

赤田代分岐を右折したところ。木道の間にこの風景。

そして見晴し。第二長蔵小屋到着。16:28。鳩待峠から9kmほどを休憩を含め6時間かけて歩いたことになる。

夕方気が付いて大笑いだったのが乃公の万歩計。Y子さんやFIさんが口々に“今日○○歩”と言い合っているのを聞いて取り出した乃公の万歩計。「??、10歩?」 そう、さんざ歩いて10歩だったのです。理由は電池切れ。どうかお笑い下さい。ということで恒例の末尾の「今日の総歩数」は今回に限り『今日のY子さんの総歩数』に変更します。どうかご寛恕下されたく。

今日のY子さんの総歩数 20,176 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら