野洲川のそっちとこっち  2012年1月18日

♣ 独 行 “式内社探訪余聞1” ♣

シャンテ有志で鴨鍋と鮒鮨を食べに行こうとYSさんの呼びかけで電車に乗ったのだが、駅から車で連れて行って貰って、アアこりゃこりゃとやって、また車で送ってもらって帰る。それはそれで楽しく結構なことなのだが、欲張りの乃公はもうちょっと付加価値をつけません?と、一つ手前の守山で下りて野洲川のこっちとそっち(そっちとこっち・でもいい)で式内社をいくつか訪ね(式内社の詳細は→こちらに譲る)、集合場所の野洲駅に向かうことにした。無風快晴。歩くには絶好の日和だ。

野洲川大橋を渡るとき左に白銀の峰々を擁して一際大きく迫り来る南比良連峰。

守山駅で下りて東出口に出て間もなくこの看板を見て度肝を抜かれた。れっきとした町名で“ふけ”と読むのだそうな。「湿地帯で湧水が多く、水蒸気が漂う土地であることから名付けられたとされる」(Wikipediaによる:写真とも)。泉南の「深日町」も同じ読みをする当て字難読地名だ。

まず向かったのは新川にいかわ神社。駅から1.4kmで徒歩18分と検索の画面に出た。判り難いこと夥しいが、近くに行くと東福寺なるお寺があってその隣。鎮守の森に守られひっそりとたたずむ。

新川神社境内を出るとJRの電車が見える。直行する道は鉄道の下をくぐり、車の多い504号線に出るとこの標識「式内 馬路石邊うまじいそべ神社」がある。

凡そ200m有余の参道を歩き、茅葺の神門をくぐると拝殿・本殿がある。馬道郷を拠点とする豪族であった石辺君氏が氏神として奉斎した神社という。

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野洲川大橋の左岸から望む三上山(近江富士:432m)。onmouse-upは右岸から。

大橋中央から南比良連峰遠望。中央蓬莱山(1,174m)を挟み右は打見山(1,108m)、左端は権現山(996m)。onmouse-up

野洲側の新川神社。社頭に勧請釣。青いビニールシートはとんど(左義長)のカバーか。

新川神社神楽殿。左奥鳥居の脇に黄色く見えるのが下記。

ロウバイ。地区の成人式記念に植えられたと札が立っていた。この脇にも2本ロウバイが植わっていたようだが、一つはどうみても南天。他の1本は多分育ち得ずして枯れたのに立て札だけ残ったのだろう。可哀想に。それにしてもこの時期に葉っぱが残っているロウバイってはじめて見たような気がする。

ここから中山道沿い・JR野洲駅までの僅かの間に3つのお寺、お社が1つあった。左は真宗大谷派・慈光山浄満寺、右は真宗本願寺派・醴泉山顕了寺。

そして真宗本願寺派・清流山蓮照寺。

行事神社。ここにも勧請釣があった。

中山道の行事神社の角(地蔵さんの後ろに鳥居が見える)で見かけた「背競地蔵尊せいくらべじぞうそん」。鎌倉時代の作かという。ここから10分余でJR野洲駅。

(2020年追記・写真追加)何しろ初めてのこととて集合写真はおろか人の写真なし。食べるものに集中。

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