カタクリの花咲くポンポン山  2006年4月19日

♣ 有志ハイキング“ポンポン山のカタクリを見に行こう” ♣

ポンポン山に登ったのはいつだったろうか、というほどご無沙汰の山である。K大人のお誘いで総勢8人。心配していた日和はお昼ごろまでややこしかったが、昼過ぎから晴れ間がのぞくようになり、暑くも寒くもなく、いいハイキングであった。カタクリは話によればえらい少ないという。でもタムシバ、ショウジョウバカマ、名残のサクラ、そして何よりミツバツツジが満開から蕾までのオンパレードで終始歓迎してくれたのが何よりだった。総歩数は最近にしては多い 30,664歩。(*はK大人示唆による。感謝

上の口でバスを降り一つ向うの原立石バス停から神峯山カブサン寺への参道に入る。この道は東海自然歩道でもある。

今日のコースは終始この*ミツバツツジの中を歩くコースでもあった。click-up

神峯山寺一の鳥居付近を遠望。今日はサクラがまだ結構残っていた。ここもささやかながら観桜ポイント。click-サクラup

乃公名付けて神峯山寺一の鳥居。ここから参道。click-鳥居脇の“牛地蔵”up

神峯山寺勧請掛かんじょうがけ。吊るされたシキミは12束ある。

神峯山寺山門。お寺はここから入ってしばらくあるので門前で失礼して先を急ぐ。

神峯山寺駐車場付近。曇天のためサクラがはっきりしないがユキヤナギとミツバツツジの三色揃い踏みであった。

ちなみによくヤマツツジというがこれはどうみてもヤマツツジではない。別種である。

蕾もまたかわいいのダ。

*クロモジ(黒文字:クスノキ科)の花。あちこちで見かけた。

本山寺手前(本山寺登山道終点)にあった宝篋印塔でない宝篋印塔碑。
click-本物の宝篋印塔ごご覧頂けます

本堂への石段。41段あった。腹の減った身には結構きびしかった。

ここ本山寺入口にも神峯山寺同様勧請掛けがあった。上方にサクラが満開。click-up

本山寺本堂。前景に花の咲いたカエデ。click-up

ハウチワカエデ(羽団扇楓:カエデ科)の花。ネットで調べるとイロハモミジもウチワカエデも花をつけるという。プロペラ種子だけではないのだ、と。

本山寺境内にあった*フッキソウ(富貴草、別名吉祥草:ツゲ科)の花。

腹拵えも完了、いざ出発。(これからが長かったのだ)

*タムシバ(匂辛夷:モクレン科)。なぜか登山道から離れたところに生えている。click-花up

本山寺から背後の尾根に上がったところに鎮座する大杉。並ぶは人呼んで“Four Beauties”

*ミヤマシキミ(深山樒:ミカン科)の花。click-花up

ようやっとポンポン山頂上到着。25000地形図では標高 678.7mという

山頂標示前で記念撮影。678mの次の「.9」が黒く塗りつぶされているのは前項の理由か。単なる悪戯か。背後に大きく愛宕山が見えていたのに写らなかった。

釈迦岳方面へ歩き出してすぐ左の沢様のところにカタクリ群生地。今年はヤケに少ないという。click-花up

花は見たところ大事にされているが、花の咲いていない株は踏み躙られている。腹這いになって撮ったのにセンターはピンボケ。click-左の花up

はたまた掘り取る心ない輩もいるのではないかという。click-花up

高圧鉄塔を右にとり釈迦岳に着く。標高 631.4mの標示と三角点がある。ほとんど眺望は利かない。

京都市街を一望するポイントに着きしばし建物などの同定に花が咲く。このあと約1名暫時迷子。click-up

ゴルフ場へ向かう尾根道はミツバツツジのオンパレード。click-up

尾根道の尽きるところを急降下して沢の源頭。ここに咲いていたスミレ。click-花up

シダ類の幼生。幼い頃田舎ではワラビを除きこの類はすべて「ゼンマイ」と称していたのだが・・・。click-up

沢下りかと思ったら沢“登り”。この途中で出会った*ショウジョウバカマ(猩々袴:ユリ科)の花。click-花up

登った最後がこんなところへ出てきた。下山するのに谷を数十メートル登ったのは初体験。柳谷観音駐車場の上だった。

出てきてホッ。

あとは阪急長岡天神駅へ歩くのみ。途中浄土谷別れにおわします“彌勒谷十三佛”。