< 「希望の島」 のルーツを探る> ご紹介

 私は昨年から自分のブログに「古い讃美歌のことなど⌋と題して同志社グリークラブで歌い継がれた讃美歌のことを書いてきました。グリーが歌ったのですから当然男声版が主になったことは言うまでもありません。
 このなかで「希望(のぞみ)の島⌋についての記事が大きい反響を呼びました。特にその原譜が19世紀末にアメリカで出版された楽譜に掲載されているというところに質問が集中、全国から問い合わせが相次ぎました。
 そのなかでご自分でその原譜をリサーチして入手し、そのほかに音大図書館をはじめとする参考資料などで、この謎に満ちた「希望の島⌋のルーツを明らかにした方がいらっしゃいます。
 その人のお名前は吉居清氏。1996年10月から2008年10月までの12年間、名古屋で活動中の男声合唱団グランフォニック(旧団名・東西四大学OB合唱団東海)でセカンド・テノールを歌っていた方です。この方が「希望の島は、山田耕筰とほぼ同時代に活躍した作曲家で音楽教育者であった、小松耕輔が最初の作詞者であろうと思われる⌋という結論を見事に導き出されました。
 この14ページになんなんとする論考は、日本の合唱人、特に男声合唱をおやりの方々には一読の価値ありと信じて、ここにご紹介に及びます。

 ご感想、ご意見などはどうぞ私・さえらのすしまでお寄せ下さい。責任を持って吉居氏に転送させていただきます。(トップページに「mailto:さえらのすし⌋がございますのでご利用下さい。)

            2010年3月3日雛祭りの日    さえらのすし


 本日吉居氏から、内容を 2010年9月5日付けの「改訂版(3)」に差し替えるよう要請があったので、本日付で変更することにしました。

            2016年10月6日    さえらのすし


 昨日吉居氏から、改めて 内容を 2017年8月25日付けの「改訂版(4)」に差し替えるよう要請があったので、本日付で変更することにしました。

            2017年8月28日    さえらのすし

 本日カワイ出版から「グリークラブアルバム CLASSIC⌋が刊行されました。広瀬康夫・伊東恵司・山脇卓也という現在合唱界を背負ってたつお三方の共編になるもので、長らく日本男声合唱界で親しまれてきた福永・北村両氏編纂の「グリークラブアルバム⌋全3巻がベースとなっています。「希望の島⌋も再録33曲中に入っています。吉居氏の本論考<「希望の島⌋のルーツを探る>がたいへん役立ったことが紹介されており、紹介者として喜びとともに感無量なるものがあります。
ㅤここに感謝とともにご報告申し上げます。

            2016年9月1日    さえらのすし