名も知らぬ遠きお社  2024年2月6日

♣ 独 行 “宿久庄畑に坐すお社を訪う” ♣

乃公あちこち式内社巡りや春日社参拝を続けてきたが、謂れも何もないお社を探してお参りしたのはおそらくこれが初めてだろう。これを素っ頓狂と言わずして何を素っ頓狂というか、という話である。なぜ探したかといえば、この宿久庄から清水辺りには半径500bの中に式内社が3社“密集”している。このなかで畑という集落にその集落名を名乗った、いわば「鎮守の社」があることをMap上で発見したことがそもそも。ただ先日この集落内を通過したのにお社の気配もなかったので改めて確認の意味ででかけた、そういうわけ。いやいや畑神社さん、貴社を貶めるつもりなどさらさらござらぬ。興味半分という点については切にご寛恕のほど願い上げ奉る

宿久庄7丁目の在からMapで見当をつけて東側の小山にとりつく。鳥居はおろか社名標石すらない

が、なぜか山の中へ入るにしては立派な道が、と苔むした簡易舗装の林道を辿ると、鳥居が、そして手水舎が

そしてこのお社・畑神社の社殿。周りを見回しても今通って来た参道以外の脇道は一切ない。社殿等建造物・狛犬等石造物などすべて古色が無い。社名に在所の名前がついているが、それだけで 祭神も不明。因みに当所のELは92b

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拝殿掲額「畑神社」

本殿は神明造。正面の神明鳥居といい、ここから当社の祭神も推量れる?

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参道が山へ入ってゆく入口そばにこの寺がある。入口に「法恩寺」とあったが無住寺のようだ。もし神社が明治以前からあったものならば場所的に何らかの関係があったのかもしれないが、すべて憶測。ただ畑神社はweb上に見当たらなかったが当寺はいくつか見当たった(浄土宗寺院)。こちらはEL70b

境内の山際に当寺住持のものと思しき墓(無縫塔/卵塔)が2基あった。その前一面は現役の畑と化しているがお墓の真正面には数株の水仙が咲いていた

今日の目的は達成。あとは帰るだけ。途中左手に新しいお寺「知足寺」ここは日蓮宗の寺院

フト西側を振り返ると、モノレール彩都西駅行きが通過中。“電柱邪魔!”だがどうしようもない

上川原集落に咲く菜の花

上川原に坐す新屋神社の梅

=山田西4丁目/山田(MR)=彩都西駅→あさぎ里山公園→彩都受水場→畑神社→法恩寺→上川原・新屋坐天照御魂神社→豊川小学校→国道豊川=小野原経由=千里中央=

今日の総歩数 9,670 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら