六波羅から泉涌寺へ  2023年3月15日

♣ 独 行 “神仏霊場巡拝の道京都版” ♣

「神仏霊場巡拝の道」シリーズは昨年3寺を拝観したにとどまり、近辺で特に京都市内の空白が目立ってきた。この月曜からマスクの規制が緩和されたのを機にボチボチ自己規制も解いてゆこう、そういう気持ちで今日再開にこぎつけた、そういう次第
ㅤ久しぶりなので見るものすべて新鮮で、今日のターゲットでないものもすべて手あたり次第シャッターを切っていたが、歩数が進むにつれだんだんそれも少なくなってくる。まずはご覧いただこう

=阪急山田駅/山田(阪急)=京都河原町→ゑ・建・六→六波羅蜜寺→→→

時すでに正午。数日後に春分を控え 太陽はほぼ真上。快晴とは言いながら写真を撮るには影が濃くなりすぎて最悪

京都ゑびす神社

建仁寺塔頭禅居庵

建仁寺勅使門

六道の辻。背後は西福寺

Sample Sample

六波羅蜜寺ろくはらみつじは本日のターゲット@。真言宗智山派の寺院で山号は補陀洛山、本尊は十一面観音。西国三十三所第17番札所。神仏霊場巡拝の道第118番

平氏ゆかりの六波羅探題の地ということだったが、肝心の“六波羅探題府跡の碑”を撮りそこねた

本堂(重文)
ㅤ都名所図会にこう記す普陀洛山六波羅蜜寺(ふだらくさんろくはらみつじ)は六道の西にあり。真言宗にして、智積院に属す。本尊十一面観音は立像、長一丈、空也上人の作なり(西国十七番の札所、また洛陽観音巡りのその一なり)」〔後略〕

左は“平清盛公塚”、右の“阿古屋塚”は出世景清などで有名な遊女の塚

 

途中のコーヒー屋“市川屋珈琲”。何人かの行列が出来ていた

妙法院みょうほういんは門跡寺院で本日のターゲットA。天台宗の寺院で山号は南叡山、本尊は普賢菩薩。神仏霊場巡拝の道第119番。  山門前に“境内工事に伴い終日閉門”そして“通用口は北側”(下右写真)とあった

 

何々、入門すると三角コーンが立っていて“工事中立入禁止”。本堂の正面にすら行けなかった。これって 何?

Sample

智積院ちしゃくいんは本日のターゲットB。真言宗智山派の総本山で 山号は五百佛山、寺号は根来寺。本尊は金剛界大日如来。西国三十三所第17番札所。神仏霊場巡拝の道第120番。智積院庭園が有名らしい(国の名勝)が本日は割愛

金堂全容

鳥戸野陵参道”の碑。一条天皇皇后定子の陵と伝わる。その昔風葬の地、そして平安京の三大葬送の地の一つとされたのがこの鳥辺野だった

観音寺大講堂の裏にも墓地が広がる

Sample

今熊野観音寺いまくまのかんのんじは本日のターゲットC。真言宗泉涌寺派の寺院で山号は新那智山、本尊は十一面観音で正式な寺名は「観音寺」である。西国三十三所第15番札所。神仏霊場巡拝の道第122番

観音寺境内。東山の中腹標高82bの地にある。上部に見える多宝塔は医聖堂

子護弘法大師像

坂を登って出てきたのがこの泉涌寺への参道。ここから枝分かれしているのでここが観音寺の正式入口みたい。そうなのだ。今熊野さんは泉涌寺の塔頭寺院なんだって。さっき山道みたいなお墓道みたいなところを通ったが、観音寺への裏道だったらしい

そして 泉涌寺へ。今日はじめて拝観券を求める。金五百円也

(左は大門、右は仏殿) 泉涌寺せんにゅうじは真言宗泉涌寺派の総本山の寺院。山号は東山または泉山。本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏。皇室の菩提寺として御寺(みてら)と呼ばれている。神仏霊場巡拝の道第121番

Sample

仏殿では涅槃会が執り行われていた。毎年3/14〜16に催されるというから、ちょうど中日に参詣してドンピシャだったことになる。内陣に掲げられた涅槃図は見事なものだった

泉涌水屋形。泉涌寺の寺名の由来となった清泉を覆う屋形

舎利殿

霊明殿。この裏手に御陵がならぶ。向かって左は御座所

舎利殿横にて

参道入口に位置する総門。ここから大門まで500b

かくして坂道を下り京阪東福寺駅から帰途に就く。ちょっと最近になく歩き過ぎたか?

→六波羅蜜寺→妙法院→智積院→観音寺→泉涌寺→東福寺駅(京阪)=祇園四条/京都河原町(阪急)=山田/阪急山田駅=

今日の総歩数 14,498 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら