巡礼街道から有馬街道を歩く  2022年4月2日

♣ 独 行 “宝塚に“春日社”の落穂拾い” ♣

麗々しく謳ったが 別にキッチリとなぞったわけではなく、たまたま目的2社をつなぐ道がそれぞれの街道だったにすぎない。と、のっけから意気上がらない書き出しでこの紀行を始めよう。久しぶりに乗った阪急宝塚線で十三の次の駅名を思い出せず焦る。ここは御年22歳の春から 結婚して千里NTへ引っ越すまで10年近く利用した通勤路線なのだが。。齢はとりたくないもの。

中山寺門前。この門前の道が西国札所をつなぐ“巡礼街道”。AZハイキングで中山寺→売布神社→清荒神→宝塚と歩いたのは10年前のことだった。いつもこの山門を斜角で撮ってきたが、今日は真正面から。

市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ) 祭神は市杵島姫、相殿神として天照大神・熊野大神・天児屋根命・誉田別命を祀る。もとは中山寺境内社であったが明治の神仏分離令で現在地に移座したという。編者独白:ネット上の画像ではもっと森厳感に満ちていたのに、なにかそれを下回るアッケラカン感に捉われたのは社頭の鳥居灯篭等すべて新しくなっていたこと、それに社叢が一部伐採処理されていたことによるものか。写真の少ないことはそれに依る。

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阪急売布神社駅北の溜池畔に桜満開onmouse-up。遠く甲山が見える。

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中山寺/巡礼街道/売布神社駅/売布神社

振子川踏切click-upをゆく宝塚行き電車。

阪急踏切を渡りR176沿いに売布神社駅前、そしてJR福知山線踏切を渡り、中国道をくぐり、ややあって有馬街道に入って南下すると、

深く切れ込む大堀川にかかる國府橋を渡る。

橋袂には愛宕社。旧小浜宿の北門がここにあったという。寺内町遺跡ともいうべきか。

今日の第2ターゲット到着。ここは川面坐「皇太神社」とちがって「皇大神社」

社前に「兵庫西宮街道」「京伏見街道」の標識。定めし南門は前者、東門が後者の出入口だったのだろう。

皇大神社(こうたいじんじゃ) 祭神は 天照皇大神、天兒屋根尊。嘉吉元年(1441年)創建。大正元年(1912年)武庫川の氾濫で大破した見佐神社を合祀、社名を皇太神社から皇大神社へ改称。本殿は兵庫県登録有形文化財。

自撮りその1

境内の大木はムクノキで宝塚市の保護樹木に指定されている。

自撮りその2

すぐお隣(斜め前)の毫摂寺ごうせつじは、浄土真宗本願寺派の寺院で、小浜御坊と称せられ、ここを中心に寺内町が成立したという。因みに皇大神社も当寺も東(微北)向。

「開基堂」は仝寺の納骨堂だそうだが、モダンな洋風建築で とても納骨堂には見えない。

帰途は阪神バスで、と考えたが 阪急伊丹に寄りそうにないし、調べるのもメンド臭くて清荒神へ戻る。ここでもAll阪急か、蛍池からMRか、豊中からバス乗り継ぎか迷った挙句、一番安い後者に決定。歩数の割には少々疲れた。

=吹田市役所前/吹田=中山観音駅→市杵島姫神社→(巡礼街道)→振子坂踏切→(R176/売布停留所線/有馬街道)→國府橋→皇大神社→毫摂寺→売布神社駅=豊中/阪急豊中駅=千里中央=

今日の総歩数 9,906 歩    ̄|△| ̄   概念図はこちら