西神NTは古の播磨だった  2022年2月15日

♣ 独 行 “明石郡の式内社ようやく完拝” ♣

旧播磨国明石郡は現明石市の大部分と神戸市西区・垂水区の全域及び須磨区の一部が含まれる(因みにそれ以外の神戸市はすべて旧摂津国)。旧臘12/22に堅田神社その他参拝時に完拝叶わず、すっと気になっていた。ようやく今日ということになったのだが、帰宅は夕暮れ時となってひときわ体力減衰を痛感した一日だった。

西神中央12:59着。ささやかな糧食をコンビニで仕入れてここ7番乗場に並ぶ。13:20発。

かすがプラザ前BS13:27下車。ここからMap+“カン”の歩行開始。

「新池ダム」というダム湖ならぬダム池をメインとする春日五六公園。その脇を過ぎて西神1号線を渡ると平野地区への下り道。茂みが開けると目の前に社叢と思しき樹林。カンで左への道を進むと脇参道にあたる。春日社だ。

式内社・宇留神社の論社 宇留春日神社。左から正面鳥居、拝殿、本殿(覆屋)。祭神は武甕槌命、経津主命、天児屋根命、姫大神。脇参道から入って参拝後、旧正面の石段を下りる。下り口は後に設置された車道参道(下記)に塗りこめられて石段の初段は幅1bもなく、危なっかしいことこの上なし。

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同社拝殿掲額「春日社」

新しい“車用”の参道に「宇留 春日神社の社号碑

宇留社でもう少し確認すればよかったのだが、バス時間が気になって早く来すぎ、半時間強平野出張所の近所を彷徨して時間を潰す仕儀とは相成った。この“せからしさ”が今日1枚も自撮り出来なかった最大原因。

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平野出張所前バス停。

バス停のはるか向こうに雄岡おっこ山(EL241b)が望めた。

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宮前集落の一角に咲く梅花。

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西神中央のコンビニで買った糧食をR175を越えた田んぼ道でたべる。行き交う車は多いが歩く人はほとんど見かけない。左手建物は西区役所平野出張所。

明石川畔に建つ「大畑やくしみち」の碑。この薬師寺は先程の宇留春日社の北東400bに坐すらしい。

ようやくバスが来たのが14:36。この辺は西明石へ出るバスに比して明石駅への本数がやたら少ない。ここが明石市でなく神戸市であることに加え、新幹線駅の有無も影響しているのか? 明石駅15:03着。すぐ山陽電鉄に乗り1駅目の人丸前駅下車。

山陽電鉄人丸前駅ホームから明石市立天文科学館(左)と、明石海峡大橋(右)を望む。
知る人ぞ知る、あの天文科学館のそばに柿本人麻呂(人丸)を祀る柿本神社が坐す。

天満宮「休天きゅうてん神社」。境内には紅梅1本。けどこんな名前のお社はじめて。珍しいので写真を撮った

式内 伊和都比賣神社(明石)ならびに宇留神社の論社・稲爪神社。写真は左から神門、拝殿、本殿。祭神は大山祇大神、面足大神、惶根大神。赤穂に坐す伊和都比賣神社の論社でもある。

同社神門掲額「稲爪社」

いくつかの境内末社〔白玉稲荷社・猿田彦社・高倉稲荷社庚申社〕。

境内社中特に目立つのが東側に坐す摂社 稲爪濱恵比須神社。式内 伊和都比賣神社(明石)の論社。祭神は事代主神。

よくわからないことが2つある。1つはなぜ伊和都比賣神社が延喜式に赤穂と明石の2ヵ所に別記されているのかということ(当時同名社が実在したのだろうか)。2つ目は明石の伊和都比賣神社がなぜ宇留春日社や赤穂伊和都比賣神社の論社となっているのかということ。
ㅤそれはともかく、山陽電鉄大蔵谷駅から阪神大阪梅田経由岸辺に戻ったときすでに17時を廻っていた。最近こんなに遅くなったことはない。山歩きだったら昼過ぎにSTOP掛けられるところだ。。だいたいスタートが遅かったのだから仕方がないか。

今日の総歩数 12,308 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら