久しぶりに山脈やまなみ自然歩道を歩く  2016年5月5日

♣ 独 行“高雲寺のキリシタン墓碑を併せ” ♣

朝 快晴の空を見て急に思い立って“歩こう!”。久しぶり(→2002年)に茨木の自然歩道を歩こうといろいろ考え、「キリシタン自然歩道」「武士もののふ自然歩道」「北山自然歩道」「鉢伏自然歩道」「竜王山自然歩道」とあるが、今日は「山脈自然歩道」にしよう、と。ファミマおにぎりを買って10:25バスに乗る。

JR茨木11:01発に間に合いホッ。忍頂寺バス停に11:42着

下音羽へ向かう途中、高雲寺の白い屋根が半分見えている。背後は狩待峠傍の496mピークか

ドン突きのT字路左に郵便局、そしてその奥に寺への石段

何段あったんだろう、地形図では約20m差。右の案内標は高雲寺こううんじ(キリシタン墓碑ぼひ)」

参道石段の両側に満開のシャガの花

石段途中の右にまるでお城のような石垣

上り切ると大峰山にあったような鳥居状の結界

お稲荷さんと石仏と、そして左がキリシタン墓碑、いろんなものが同居している

これがその墓碑。大きい方が当寺の手水舎の台石に、小さいほうがくつ脱ぎ石に使われていた状態で発見されたという。人名・霊名ともに不明だと。

お寺の境内風景なのだが、なぜか民家みたいでお寺らしくない。ある説では建て方がヨーロッパ建築に似ているとか、教会堂であったとか・・・ワカリマセーン

辛うじて 梵鐘(左)と本堂前の山号掲額「圓岳山」(右)でそれと知れる、か。

寺をあとにしてバス道に下りるが 2時間に1本のバスがそう都合よく来るわけがない。ままよ、と肚をくくって歩き出す。折からここでは「de愛・ほっこり 見山の郷」が催されていて大勢の人がそこここに居る。警戒のためか、整理のためか大阪府警のパトカーを3−4台見た。車が多いのはこの催しでなく連休のためだろう。バイクも多い。

下音羽バス停から長谷口、稲葉庄、車川庄そして銭原クラブ前(左)と3km余りを爪先上がりで歩く。帰ってから地形図で調べたら下音羽と銭原の標高差が約120mだった。約40‰ということか。銭原バス停手前で「絶海国師隠棲地」そして「銭原願証寺跡の五輪塔」を遠望しながら通過する。

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やっとこさ銭原バス停着。自然歩道の説明版がボロボロでとても読めない。 onmouse-up

これが山脈自然歩道の入り口にあった標識。近付いてみないとわからない。デジャビュで判断して踏み込む。

銭原集落の氏神さん、八幡神社。

小さい集落をつなぐ道が立派に整備されている。壁面に作られた地蔵堂は工事のとき出土した野仏のためのもの。二、三ヵ所見かけた。

おや、山の間から竜王山が。この山って「表(南面)美人・裏(北面)も一つ」

上音羽の氏神・天満宮。

上音羽にツツジ満開。

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余野へのもう一つのバス道の停留所「倶楽部前」。後ろの建物は「上音羽集会場」だが、銭原同様ここも「上音羽クラブ」だったのだろう。 onmouse-up

倶楽部前の前から山道に。標識は「多留見峠←/銭原→/山脈自然歩道」

繁用された峠道の常で、道がえぐれている。比叡の雲母坂もすごかったなァ。

峠でイヤなものを見てしまった。廃車放置。前回と状況が変わっていない。誰も何とかしようとしないのか。

さっきの峠から凡そ1分で終点「泉原」の表示。ここしばらく平坦な尾根道が続く。

立木も「ハラヘッタ」のかな。それは不味いと思うが。

東海自然歩道と山脈自然歩道の交差表示。

「クマ出没注意!」おいおい、聞いてないぞ、と言いかけて気が付いた。これ、何年前のだ?明後日の日付になっている。

やっとバス道に出てきた。「アソビ」のない下り一方道は“人生下り坂最高!”といっても限度がある。

泉原西バス停に到着。1時間に1本しかない千里中央行きを10分余裕で掴まえた。Good Timing!

かくして千里中央経由で帰宅。バスも空いていたし泉原付近での気温は22℃だったし、汗をかいたのは(多分)頭だけだったし、云うことなし。

今日の総歩数 19,443 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら