志都美から王寺まで  2016年1月5日

♣ 独 行“和歌山線沿線の式内社初歩き” ♣

明けましておめでとうございます。“歩けるうちは楽しんで歩こう”をモットーに今年もせいぜい歩くことに心がけますので相変わりませずこのコーナーへのお付き合いをよろしくお願いいたします。同年輩がウォーキングから少しずつリタイアしかけている昨今ですが、己のことは己で解決して前に進もうと決めました。Y子さんに心配かけないように“跋渉・踏破”の類は避け、“彷徨・徘徊”にならぬよう、せめて“闊歩・逍遥”レベルで歩ければと念じております。

昨夜楽友・KKさんからメールが舞い込み♪今年最初のウオーキングはなさいましたでしょうか♪ときた。かくなる上は歩くしかないではないか。年末年始の運動不足(エキスポシティへは5往復したが)解消のため奈良県下の式内社巡りを再開することにした。初歩きは和歌山線沿線。ナニ、和歌山線といってもしっかり奈良県下。大雑把に言えば西名阪から大和川まで。ホナ。

 ▲大和の式内社一覧ページは こちら

11時過ぎ降り立ったのがここ・志都美駅。和歌山線は王寺駅から和歌山駅まで。二つ向こうの高田駅までは大阪から快速が乗り入れている。一応大阪通勤圏だ

志都美駅は洒落た橋上駅。ふと思ったのだが、これは岸辺駅のミニ版ではないか

駅から南西へ700mほぼ10分で今日のターゲット@志都美(しづみ)神社到着。社叢は隣接する武烈天皇陵の杜を合わせて見事なものである。

左から一の鳥居、二の鳥居、拝殿
大和名所圖會にはこうある 志都美神社(しつみじんじゃ) 上里村にあり。〔神名帳〕に出づ。

本殿

境内の万葉歌碑♪片岡のこの向つ峰(を)に椎蒔かば今年の夏の蔭にならむか♪(7-1099)

伊邪那岐神社への道・葛下川沿いに咲く黄梅(オウバイ)

伊邪那岐神社への道と思しきところに「片岡城跡」の看板

峠の乗越(略90m)に城跡の説明版。この向こうが上牧町下牧の集落

右を見るとこの燈籠。「いざなぎ」の銘

参道は林道。路面は苔むしている

分岐から略200mの山中に突如お社が出現。今日のターゲットA・伊邪那岐(いざなぎ)神社。式内〔伊射奈岐神社〕だという。左から社頭の鳥居、拝殿、本殿
 大和名所圖會にこう記す。伊射奈岐神社(いざなぎじんじゃ) 下牧村にあり。〔神名帳〕に出づ。

片岡城本丸跡を横目に見ながら、さっき来た道を王寺町畠田側に下りる

葛下川を渡り返し、JRと168号線を越えて約1.2kmゆくと、

今日のターゲットB・火幡(ほばた)神社。一の鳥居と参道石段。
攝津名所圖會には 大幡神社(おほはたじんじゃ) 畠山山上にあり。今八幡と称す。〔神名帳〕に出づ とあり、大和志とともに江戸時代は「火幡」でなく「大幡」と伝承されていたらしい。
 下は拝殿と本殿。

火幡神社境内の残り紅葉

駐車場内にあった道標に「左鳴川元山上」とあり、これが古い街道筋と知れる

芦田池。♪明日からは若菜摘まむと片岡の朝(あした)の原は今日ぞ焼くめる♪人麻呂(拾遺集)

今日最終のターゲット・片岡神社。左は社頭の鳥居、右参道の真ん中の“スリット”は拝殿に至る『神道』
 大和名所圖會にこう記す。片岡神社(かたをかじんじゃ) 王寺村にあり。今五社明神とす。〔神名帳〕に出づ。」
 下左は拝殿、右は本殿(覆屋内:手前赤い祠は別)

かくして本日の予定終了。あとは葛下川にかかる王寺大橋袂のGのO-O店でしっかり遅昼を済ませて14:32王寺発新快速の人となり帰途に就く。それにしても今日は日和がもう一つやったナァ。

今日の総歩数 14,329 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら