奈良盆地の底を歩く  2015年9月4日

♣ 独 行“法隆寺から結崎まで” ♣

そう、奈良盆地の底。中を流れるいろんな川が大和川に収斂する場所は盆地内で標高最低の場所、乃公はそう踏んだ。調べるとJR法隆寺駅は海抜 42 m、廣瀬大社 40 m、比賣久波神社 44 m、糸井神社 42 m、近鉄結崎駅 43 mと殆んどベッタリで高低差が無い。ただ歩いていて思ったのは、5つの川を渡るのに何れも坂道を昇り降りしたこと。

 ▲なお、お社記事に特化したページは こちら     ▼大和の式内社一覧ページは そちら

10時半JR関西本線法隆寺駅頭に降り立つ。瓦屋根がいかにもそれらしい。駅前に法隆寺参拝用のシャトルバスが待機していたが、それを尻目に反対方向へいざ、出発。

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今日は5つの川を渡る。まず、富雄川。
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富雄川南望。向こう800mで大和川に合流。左の堤防上を南下する。

次いで大和川。渡る橋は御幸橋。

御幸橋上から大和川西望。向こうが下流・大阪方面。

橋を渡って西名阪道高架をくぐり河合町内に入る。とっかかりに庚申塔(碑)があった。

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河合町の街中。立派なお屋敷群に一驚。近世この辺りには川合浜という船着き場があり、物資の集散で大いに賑わったという。その名残か。

「河合村道路元標」1919年(大正8年)の旧道路法では各市町村に一個ずつ道路元標を設置することとされていた。(中略)ほとんどは市町村役場の前か市町村を通る主要な道路同士の交叉点に設置されていた(Wiki)

廣瀬大社への脇参道の太鼓橋

橋はこの用水路をまたぐ

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今日のターゲット@廣瀬大社。鳥居扁額には「廣瀬社」

拝殿の大鈴

右近の橘。対面には左近の桜があった。

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三つ目の川・曽我川の土手

曽我川橋上から上流南望。浄化センターのビルが見える

橋を渡って振り返る。向こうの森は先刻の廣瀬大社。その向こうは松尾丘陵。ここから大和川合流点まで約1km

間に何も無くて、約500mで次の川・飛鳥川

橋上から上流南望。下流大和川まで約500m

今日のターゲットA比売久波神社。下記古墳西岸に接して坐す

そして神社西隣に元同社の神宮寺だった箕輪寺の跡

島の山古墳。全長200mの前方後円墳で5世紀初頭のものという(パノラマ撮影失敗)

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比賣久波神社一の鳥居脇の常夜燈に面白いもの見つけた。「御城主御武運長久」

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最後の川を渡る。寺川だ。

水道橋?が邪魔だが上流を南望する。遠く見える高架橋は京奈和道。

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最後のターゲットB糸井神社。左が本殿。第二から第四までの祭神の祠が並ぶ。綾羽明神(3)と呉羽明神(4)ともに機織りの神。

ここの常夜燈にも比賣久波神社と同じものがあった。「御城主武運長久」

かくして13時近鉄橿原線結崎駅到着。どこにも昼食をとる場所が無かったので、西大寺駅のエキナカに望みを託して本日の予定終了。

今日の総歩数 12,078 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら