この記事はAZ社友会ホームページに掲載されていたもので 執筆者のお許しを得て転載する



第146回 宇治川付近の散策と鵜飼い見学

 

日 時: 2013年7月20日(土曜日)

コース: 京阪宇治駅→宇治神社界隈→朝霧橋→宇治公園 橘島→塔島→喜撰橋→鮎宗(鵜飼船乗船)

出席者: 石原氏、釜坂氏、小笹氏、佐々木さん、真常氏、竹市氏、富山氏、林氏、松井氏、木津  他に特別参加  上野さん、杉原夫人  以上12名

「朝霧橋」手前の「宇治十帖モニュメント」前で記念写真

今回は久し振りに雨の心配をすることは無かったのですが、このところの異常な暑さが気にはなっていました。 富山さんもお体の調子も良く最初から御参加頂きましたし、杉原さんの奥様が皆様にご挨拶したいとのことから御参加頂き、結局12名となりました。

例の如く定刻前に全員が集合されたので、ゆっくり「宇治神社」の方に出発しました。 直ぐに左に道を辿ると「源氏物語ミュージアム」がありますが、今日は時間がありませんのでパスしました。 間もなく「さわらびの道」の道標が建っていました。 道なりに大きく左にカーブしたと思ったらもう「宇治神社」の前でした。 「宇治神社」はこじんまりした御宮さんですが、一応「式内社」で本殿は国指定の重要文化財に指定されています。 直ぐ隣に在る「宇治上神社」とは御祭神「菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)」を同じくする兄弟社の様なものです。 こちらにお詣りをして、宇治川の方に出ると、直ぐに朱色に塗られた「朝霧橋」が見え、その手前に「宇治十帖モニュメント」がありました。 その前で記念写真を撮りました。 宇治川の両岸の緑は鮮やかで、しっかりと濃くなっていました。

今日の鵜飼船の手配や食事をお願いしていた「鮎宗」は、「喜撰橋」の直ぐ近くにありましたが、予定より大分早く着いてしまいましたので、店の中でお弁当の一部を前にビールを飲み始めました。 6時過ぎに未だ足元は明るかったのですが屋形船(10人乗り)に案内されました。 お弁当の残りと飲物を前に景色を楽しんでいる間にぼつぼつと暮れてきて「鵜飼船」では二人の鵜匠が身支度を始めました。 当日はこの上ない好天で、夕陽に赤く染まった空が川面に映えていました。 間もなく篝火に火が付けられました。 見物の船は二列に係留されて、鵜飼船はその間を何度となく登り下りしてくれました。 宇治川の鵜匠二人は、共に女性で経験12年の澤木さんと8年の江崎さんが、烏帽子に腰みの姿で一人が6羽づつの鵜を扱うのだそうです。

最初は装束を整えた鵜匠が鵜を見せながら「鵜飼い」の詳細を説明してくれました。 鵜飼船が傍を通ると、かがり火が暑いくらいで、その明りだけで写真が撮れました。 この明かりに集まる魚を首に綱を付けた鵜に追わせる訳ですが、鵜飼船では鵜を励ましているのでしょうか、盛んに船端を叩いていました。 篝火はあかあかと輝いてはいましたが、矢張り充分な明るさはありませんので、船に引き揚げられた鵜が呑み込んだ魚を吐き戻す所ははっきりとは見えませんでした。 7時45分頃篝火の火勢が衰えてきた所で打ち上げでした。 これで上陸して徒歩でJR、京阪と夫々に家路に就きました。

[木津 記]

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