みぞれのことを“霙”と書くことすら覚束ないのに、それを敢えて書こうとする神経やこれ如何に。ま、そんなことは置いといて、森ノ宮駅に集合し、歩き出したときは最高の散策日和。それが梅林に入った頃から傘の要る状況に一変。降水確率10％だったのに・・・いやいや「確率」だからその10％になったんだ・・・訳のわかったようなわからんような話が後半飛び交っていた。梅にはこのうすら寒い状況のほうがピッタリなのか？せめて♪梅一輪 一輪ほどの 暖かさ♪という心境になってみたいもの。さて、
JR森ノ宮駅西向かいにある森之宮神社。正式には鵲森宮。森之宮の地名はここからついた。閑話休題：：⇒
公園入口のシンボル・噴水から音楽堂のそばを抜ける。
南外濠に面して一番櫓（重文）。
玉造口を入ったところで、城内を案内いただく2人のボランティアガイドさんから概要説明。このお二人には梅林まで懇篤な説明を頂き感謝。
「蓮如上人袈裟掛けの松」の根っこ。後世の豊臣大阪城の石垣が地中にあるのにそれより古い遺跡が地上にある不思議さ。
そしてそのそばに大きな♪南無阿弥陀仏♪の碑。これを“六字名号”という、と不勉強な乃公初めて知った。伝・蓮如上人筆。
寒桜？ 十月桜？ 冬桜？ （確か教えて貰ったんだが・・（涙））
北向きに内堀。右は後ほど訪れる梅林。真正面はOBPのクリスタルタワー（157ｍ）。
西向きに内堀（空堀）。正面坂道は桜門への道。遥か遠く聳えるのはビオール大阪大手前タワー（135ｍ）。
豊国神社境内の梅花。
城内へ入る前に太閤さんに敬意を表して豊国神社へ。
そして桜門。onmouse-up すると「桜門枡形」で、正面に城内最大の石・蛸石がある。表面積36畳。推定130トン。
昭和６年に大阪城と一緒に建てられた大日本帝国陸軍第４師団司令部庁舎。連合国軍接収、府警本部など有為転変を繰返し、1958年大阪市立博物館となったが2001年閉館したままという。
何はさて置き 大阪城天守閣。onmouse-up。。陽射しがなくなってきた。
博物館北側にある「金蔵」。国の重文。
天守北東隅に残る空襲跡。終戦前日陸軍造兵廠への爆撃のあおりで石垣（左側）が歪んだ。また石の黒いのは焼け焦げの跡という。
「豊臣秀頼 淀殿自刃の地」碑。
極楽橋を渡って天守を出、梅林に向かう。
内堀にはキンクロハジロ（金黒羽白：鴨の仲間）が群れていた。乃公久しぶりにお目にかかった。
青屋口。大阪城の鬼門にあたるため江戸時代は常に閉め切られていたという。
内堀に面した東部石垣。中ほどやや上に黒っぽい「人面石」が・・・onmouse-up。 人柱の代わりという説もあるが真相不明。
これは絶対誰かの悪戯だと思うのだが。
『抜け殻やけど・・寒いよなァ』。それにしてもようこんな、マメな。
半年ものあいだ蝉の抜け殻を保存したヤツが居るンだろうか？
この梅林は北野高校OBから寄贈された梅 880本によってつくられた。
それを記念する碑が建てられている。
♪寄贈／梅 880本／大阪府立北野髙等学校六稜同窓會／1973．10．６♪
だいぶん霙がしっかり降ってきた。心なしか天守閣も寒そう。そろそろ早仕舞いにして打ち上げを急ごうか。
ということで、青屋門から北外濠に出て、おもいでの森方面に向かう。霙交じりの霧雨は降ったりやんだり。
旧大阪砲兵工廠化学分析所。戦後一時自衛隊が使っていたらしいが、今は廃墟。説明板もない。
徳川幕府による大坂城再築工事の際に設けられた西側入口の門である筋鉄門跡の碑。この左手は追手門学院小学校。
Skal, Cheers.
さすがに時間が早すぎて京阪モール最上階の打上げ場所ロビイで待機すること小半刻。でも待った甲斐あり。思いのほか窓外の眺めがよくてご機嫌なひとときを過ごすことが出来た。皆さんお疲れ。
お開きののち有志が辿ったコース＝南天満公園→大阪天満宮→地下鉄南森町駅。
淀川三十石舩舟唄碑♪イヤレサー伏見くだればイナ／淀とはいやじゃエ／ヤレーいやな小橋をエともさげにエ♪（後略）。八軒屋浜船着場はこの対岸。
天満の子守歌碑♪ねんねころいち天満の市よ／大根揃えて舟に積む／舟に積んだらどこまで行きゃる／木津や難波の橋の下♪（後略）
天満宮正面。“天神さん”は書き入れ時。合格祈願の絵馬は溢れんばかり。お守りの授与所は行列。境内では梅祭り。白雪の甘酒は 100円の割にはおいしかった。
裏門を出たところは知る人ぞ知る天満天神繁盛亭。ここでも梅満開。梅で締めたあたりお見事、とは自画自賛か。
乃公はこのあと南森町駅の入口で皆さんと別れて梅田まで歩く。途中止むと思った雨は阪急ビルに入るまでしっかりと降ってくれていた。
応接室にK大人ご来駕
行程表及び参加者
打ち上げ
今日の総歩数 15,045歩 ￣｜△｜￣ ルートマップはこちら