眉山からウミガメの大浜海岸へ 
2012年8月13日

♣ きょうだい旅行 “徳島・山から街から海まで” 4日目 ♣

     

4日目。行楽としては最終日になった。謳い文句の「徳島・山から街から海まで」その海辺へ行こうという。行き先は徳島県南部、厳密には東南を向いた海岸線のちょうど中ほど。日和佐の町だ(今は合併して美波町という)。

昨夜徳島城址から見上げた眉山の山頂。★今日はあそこまで行きます。★ケーブルで上がるのが普通らしいですが、FYさん今日も張り切っておいでです。乗せて頂く者が負けるわけにはゆきません。いざ、行かめや。

Sample

パゴダ(下記)の前から西方遥か剣山方面を望む。手前表示板は山名同定のためのもの。真ん中に剣山が書いてあるが、皆さん指でなぞるため表示が剥がれている。そのためでもなかろうが(雲のせいだ)何ぼ頑張っても山影は同定できなかった。onmouse-その辺りup

旧ビルマからおくられた仏舎利を収めるパゴダ平和記念塔。冒頭の山頂夜景のほぼ真ん中に写っている。

犬養孝の筆になる万葉歌碑
如眉まよのごと 雲居尓所見くもゐにみゆる 阿波乃山あはのやま 懸而榜舟かけてこぐふね 泊不知毛とまりしらずも♪ 船王

眉山展望台から徳島市内東望。川は左から吉野川、新町川、右山際が勝浦川。真ん中左の低山は徳島城址。そして向こうが紀伊水道。(画面クリックで拡大します)

市内に戻り、吉野川畔で昼食。名物はも尽くしを楽しむ。


このあと寄り道しないで日和佐へ一路向かったものの、星越峠経由はバイパスと異なり時間が掛かる。薬王寺までノンストップで1時間余。約55kmの道程であった。

八十八ヶ所霊場二十三番札所薬王寺やくおうじ。厄除けの寺として全国的に名高い、と、ものの本に書いてあった。一段高く聳えるのは瑜祇ゆぎ塔。

厄除け第一号は33段の女厄坂。お賽銭をあげながらお参りすると、身に降りかかる厄難が落ちるという。1円、5円、10円の硬貨がそこかしこにあった。

第二号は42段の男厄坂。これを登りきると上に本堂や大師堂がある。

そして右手へ61段の「還暦厄坂」。これは男女共用だそうだ。上に見えるのは瑜祇塔。

瑜祇塔の階下。曼荼羅。

瑜祇塔は形式的には多宝塔だが、屋上に5柱の相輪が立つのが珍しい。

瑜祇塔前に並んだ一行。健康祈願という今回の目的は滞りなく済みました。背景は日和佐の集落から大浜海岸方面。右手の山腹に白く見えるのは日和佐城。

塔の柵にハラビロカマキリ(腹広螳螂)がいた。

塔の後ろに咲く百合。帰路の鳴門道でも満開だった。

大師堂まえの大楠。2本とも町の天然記念物。

大浜海岸に日和佐うみがめ博物館「カレッタ」がある。端っこに無料で見ることのできるコーナーがあったので、そこで撮った(入場しなかった)。

渺渺たる大海原を見ていてふと関係ない歌を思い出した・・♪わだつみの 太平洋にまむかいて 砂濱白し 九十九里なり♪ 北見志保子「九十九里濱」より

アカウミガメが産卵するという大浜海岸。向こうに薄青く 今夜の我らが宿・白い燈台が見える。

今日の総歩数 (不明)    ̄|△| ̄   今日のルートマップ