桜・・疏水、そして深泥池  2012年4月10日

♣ 独 行 “桜・・疏水・深泥池” ♣

畏友・植地貞夫画伯出品の第47回関西二科展を京都市美術館で観賞したあと、疏水沿いにインクラインの蹴上船溜りまで歩く。まあ押すな押すな、とは言わないが、押すな押すな、であった。桜は何処も満開。ただ一つ、曇天が玉に瑕。

疏水観光船。女性が運転し、満席。12時半現在「いま申し込むと16時半乗船」との表示があった。

左手は京都市美術館。正面は東山連峰。

赤く見え隠れするのは平安神宮大鳥居。

柳や欅も芽吹いて春爛漫。

インクライン軌道跡。足許が大変なルートだが、ここを歩く人の多いこと。覆いかぶさる満開の桜風景は何物にも代え難い。

H病院にMrs.前窪を見舞ったあと深泥みぞろが池(みどろが池とも)畔を歩く。禁止されているはずの犬の散歩があったりして興を削がれたが、桜、三 槲ミツガシワ三葉躑躅ミツバツツジ馬酔木アセビなどいずれも満開。タウンシューズではややキビシイが、鴨や鷺なども飛来しており、いい散歩道だ。

ミツガシワの花。因みに、最終氷期(約一万年前)の地層から、地質調査によってミツガシワの花粉が確認されたという、氷河期生き残りの植物。

ミツガシワの群落。立て札から「白花カキツバタ」?と一瞬早とちりしかけたが、よく考えればかきつばたって「アヤメ、カキツバタ、ショウブ」などアヤメ科の仲間。花期も今で無ければ、第一葉っぱの形状が異なる。よく見れば、手前の長めの葉っぱがそれに相違ない。
 因みに一山西に越えた大田神社には、天然記念物に指定されている「大田ノ沢のカキツバタ群落」がある。

桜とミツガシワ。右奥の山は、その名も「高山」(179m)。因みに深泥池面は約70m。

池回遊遊歩道を踏み込むと、幾本かのミツバツツジが視界に彩を添えてくれる。アセビの花を交えて。

今日の総歩数 (不明)    ̄|△| ̄   ルートマップ (無)