志紀の地を巡る  2012年4月2日

♣ 独 行 “藤井寺市の式内社を訪ねて” ♣

今日のコース : 近鉄南大阪線土師ノ里駅→国府八幡神社→潮音寺→志貴縣主神社(河内国府址)→黒田神社→志疑神社→伴林氏神社→葛井寺→辛国神社→葛井寺内(伝)長野神社跡地→近鉄藤井寺駅 →詳しくはこちら

 土師ノ里駅頭で掲示された地図を見たときプランの失敗に気付いた。道明寺を入れ忘れていたのだ。このため近未来予定の「飛鳥戸神社→誉田八幡宮」からさらに足を伸ばさなければならなくなったのである。喝!

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八幡社はなぜか古墳と密接な関係がありそうだ、というのはかねてから乃公が提唱する説(笑)である。誉田八幡宮がかつて応神天皇陵の墳丘上にあったのはよく知られている。この国府八幡社も允恭陵の近く、しかも陪塚のすぐそばに鎮座する。

八幡社の北に隣接して臨済宗永源寺派のお寺・潮音寺。なぜか門番が猫。onmouse-up

その猫は目と鼻の先に咲く桜を見に来ていたらしい。ほぼ満開。

傍の駐車場ではレンギョウ(連翹)がこれも満開。

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志貴縣主神社標石の脇につつましくおかれた「河内國府址」碑。onmouse-up

神社を出外れたところに咲く白椿。

さらに北方300mに黒田神社。境内にはいろんな花が咲いていた。

鳥居脇に建つ地車車庫二棟。

黒田神社境内に咲くコブシ(辛夷)。本殿の千木の光に負けていない。

志疑神社手前の某邸の鉢植え。大きく写っているが、実の大きさは大きいもので1cm弱。小さい鉢に樹高はせいぜい20cm。柑橘系に違いないのだが名前が判らない(涙)。

志疑神社は見つけるのに難渋。南面した鳥居の向こうに見えるのは拝殿や本殿ではなく、一筋北側の寺院・誓願寺の伽藍。

そのすぐ左にある通称“おやくっさん”こと常願寺薬師堂。反対側数十mにもお寺がある。

南方約600mに伴林氏神社。なんかものごっつい、仰々しいお社。境内に咲くこの沈丁花でホッと気分をやわらげられた。

お社を出てほどなく道端に咲いていた、これはボケ(木瓜)か。

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そして延々西南方向に歩いて葛井寺。西国三十三箇所第五番札所。本堂から南大門をふりかえる。

本堂屋根の狛犬みたいな“鬼瓦”。仏敵退散の守り神か。onmouse-up

最後に辛国神社。この細長い樹叢豊かな参道は心癒される何物かがある。合祀された長野神社について丁寧にご教示いただいた神職さん、有難うございました。

♪夏草や兵どもが夢の跡 梨田昌孝・鈴木啓示・大石大二郎・阿波野秀幸・野茂英雄・中村紀洋・・・
藤井寺球場跡地に立ち寄った。四天王寺学園小学校の建物が建ち、それでもまだ空き地がある。

今日の歩行距離 約 5.7km    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら