梅と城址オシロ金魚キントト  2012年3月17日

♣ AZハイキング第130回例会“郡山城下の散策” ♣

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もうだいぶん前からこの例会日は雨、それも順延したところで翌日も雨という長期予報であった。前月桂吉弥に予定を抑えられて?いて已む無く欠席した乃公の気持は「雨が降ろうが槍が降ろうが」(笑)。レインスーツに身を固め張り切って近鉄郡山駅頭に降り立ったのではあったが、10時スタート直後小降りに転じ、城址では傘をたたむ。あと降られることなく無事予定を打ち上げることができて、重畳々々。

郡山城址の梅はいま満開。柳沢文庫前庭園にて。

近鉄線踏み切りを渡るとすぐ城内。というよりお城の中を近鉄線路が貫通してしまっているのだが。「お城祭り」の横断幕が迎えてくれた。この祭は3/30から4/8に開催され、市民パレードや金魚の品評会・即売会など盛り沢山の行事が予定されている。

本丸へ進むと柳沢神社。五代将軍綱吉の老中であった家祖柳澤吉安とその長男柳澤吉里を祀る。社務所?で「ここは城址公園の一部ではなく、柳沢神社の境内ですのでそのお心算で」と釘を刺された。

本丸から元奈良県立図書館の重厚な建物を見下ろす。いまは“学科指導教室”なるものに使われているとか。前庭は本数こそ少ないものの梅が満開で句碑や詩碑がそこここに。

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天守台の石垣には墓石やお地蔵さんまで積み込まれている。ここ奈良盆地北部に石が少なかったからだという。右は有名な「逆さ地蔵」。まわりに新しい地蔵さんが奉納されている。左は梵字「あ」字(大日如来、胎蔵界を表す)の彫りこまれた、多分五輪塔などの礎石。onmouse-up

梅に限らず白い花は撮り辛い。絞り込まなければいけないのだがついついズルをしてしまう。柳沢文庫前。

青空だったらもっと映えるのに、と無いものねだり。同前。

雨があがった。雫を覗き込むと向こうの景色が小ィ〜〜さく、天地逆に映っている。ところでこれ、何の枝?(これも柳沢文庫前)

学科指導教室前庭園(どーもしっくり来ない)の梅。これを見たメンバー異口同音に「うわァ、満開!」。

同所。(少し調整をかけたら色が寂しくなってしまった。)

同所。暗ッ。でもこれを明るく調整したら白梅が死んでしまう。辛いところ。背景をボカし切れなかったこと、反省。

同教室玄関ポーチ屋根の鬼瓦。それにしてもこの建物、木造瓦葺「二階建」だ。最近の3階建ビルより高い。

ということで1時間余を閲した城址公園をあとにした。出外れたところで集合時刻に遅れた矢田郷さんが合流。ケータイをお持ちでない同氏がこんな場所でパーティを捉えられたことは奇跡に近い。でも本人は“予定表から割り出したらこれくらい当然”と鼻高々・意気軒昂だった。ここから大和民俗公園目指し西方約3km。ところが、この途中で富山御大が不調を訴えられ、急遽帰宅される事態となった。事後情報では回復された由でホッとした。

民俗公園の梅園に着いて待ちかねたお昼。ベンチの雨滴もほとんど乾いていた。この梅園の梅は市民家族の有志がボランティアで3年間1軒1本の世話をする異色のシステムになっていて、それぞれの枝に家族名の名札がぶらさがっていた。城址の梅と違ってここは一部を除けば五分咲きか。紅梅が多いのが特徴。

しょうぶ園は6月の賑わいが嘘のような静けさ。黄水仙だけが存在を誇示していた。頂けなかったのは、咲いている真ん中にあった【ジャーマンアイリス】の立て札。知らん人間は間違う(汗)。

菜の花は七分咲き。

園内の民俗博物館では、いま春恒例の季節展「ひなまつり 〜人形たちの宴〜」が開かれている。乃公独りで手洗いを借りに入館、いろんな雛飾りでいっときの眼福に与った。

ここからはあまり言いたくないが(笑)運賃260円也を投じて駅までバスを利用。そこから一路南下して(というほど遠くない。1km弱。)金魚資料館を目指す。

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ここではいろんな金魚、そして金魚にまつわる浮世絵などの資料展示を見ることができる。タップリ観覧の後JR駅近くの打上げ場所へ移動。

途中、街中で見つけたカラン。水道蛇口として現役なのかどうか不明だが、いかにも金魚の町・郡山らしい。onmouse-up

相変わらずだが、乃公独りで歩いたのか、と思われても仕方のないページだ。確かに歩くときはけっこう先頭切って歩いていたことは事実。でも絶えず20人余のメンバーが居り、その中の一人として歩いていたこと、これまた事実である。 言い訳はともかく、楽しく歩けたことに、そしてみなさんに感謝。
(2019年追記:K大人撮影の集合写真をお借りすることとした。感謝)

今日の総歩数 20,769歩    ̄|| ̄   ルートマップはこちら

応接室にK大人ご来駕
 

行程と参加者

 

大和郡山城天守台

 

大和民俗公園梅林

 

打ち上げ