千六百 こんなに雪が あるんだね  2011年5月26日

♣ きょうだい旅行“尾瀬散策”二日目 ♣

     

♪ 石楠花色に たそがれる はるかな尾瀬

尾瀬は一番低い尾瀬ヶ原でも標高1,400mを超える山岳地帯で、アプローチは一番低い鳩待峠が1,590m、沼山峠が1,784m、三平さんぺい峠は1,757m。燧ケ岳ひうちがたけ(2,356m)や至仏山しぶつさん(2,228m)という高山に囲まれています。鳩待峠には駐車場、路線バスがあり、沼山峠は最寄りの林道終点が約1,700mですが、我々のとった三平峠コースは大清水の駐車場(1,180m)から標高差約580m、行程7kmを自前の足で攀じなければなりません。
・・・幸か不幸かわれわれ夫婦はそのことにピンと来ていませんでした。

尾瀬の代名詞・水芭蕉ミズバショウの花。大清水駐車場の脇に栽培園があってそこに咲いていた。

大清水駐車場。シーズンには一日数本だが路線バスも発着する。

もう一つミズバショウに混じって咲いていたのは立金花リュウキンカでしょうか。

山神社。手を合わせて無事故を祈願。

車止めから林道へ入る。いざ、出発。

深山黄華鬘ミヤマキケマン

羊歯シダの仲間。

あざやかな若葉の中を一ノ瀬へ。

トウヒ(唐檜)の松ぼっくりか? まもなく一ノ瀬休憩所。林道はここまで。

フキノトウ。これは“上”でも沢山見かけた。

オイオイ今頃かよ。ツクシがちらほら。

三平橋を渡って距離的には後半分。負荷的には「これからが本番」。この渓流沿いに高度を上げる。

田虫葉タムシバ。もくれん、こぶしの仲間。

猩々袴ショウジョウバカマ

一輪草イチリンソウ

延齢草エンレイソウ

岩梨イワナシ    いつもながらK大人の示唆に感謝

尾根筋へ出た途端、、、。予想だにしなかった雪。また雪。

やっと三平峠到着。半袖シャツ1枚で全然寒くなかったのだよ、これが。

見えた! 尾瀬沼だ。
後で聞いた話だが、湖面の結氷が溶けたのはつい数日前だったという。

三平下(湖畔)に設置された入・下山者数のカウンタ。

ここで昼食。対岸に屹立する燧ケ岳はガスって頂上が隠れていた。

三平下から長蔵小屋までは約1km。路傍の湿地に咲くミズバショウ。今年は開花後の低温で色がもう一つだという。

長蔵小屋到着。その歴史は大正年間に遡るが、現在の本館は昭和9年建築という。

ということで行程二日目・登山初日は思いのほかタフなコースであった。予定では小屋到着後燧ケ岳登山道(長英新道)途中まで登ってみようということであったが、アラコキの悲しさ(笑)“身体がついて来ん”のと、雪が多いからという二つの理由で割愛。部屋で英気を養い、明日の予定検討を行った。

今日の総歩数 13,530歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら