忍陵神社から御机神社  2011年3月22日

♣ 独 行“旧讃良郡の式内社を巡る” ♣


忍陵神社(讃良郡・式内津桙神社を合祀)】忍陵神社拝殿。右に見えるのは古墳石室覆屋。竪穴式だった。前期古墳だろう。 「忍陵」という社名は古墳墓の上に作られたことを示している。


同社本殿(覆屋内)。


JR学研都市線忍ヶ丘駅西方の丘の上に鎮座まします忍陵しのぶがおか神社。明治末期式内津桙つぼこ神社に近郷の2社をを合祀してこの社名に変更されたという。津桙神社(つほこのじんじゃ) 岡山の属村、坪井にあり。〔延喜式〕出。此所の生土神とす。(河内名所圖會)」・・・ただこうも記す。忍岡(しのびのおか) 岡山村の一名なり。此山に、長久の松とて大樹あり。慶長の末、大坂騒擾の時、東軍こゝに屯す。今、国初大将軍御本陣の旧跡なり。・・・この圖會刊行時にはお社も何もなかったということだ。つまり鎮座地として忍岡は比較的新しい。


讃良郡・國中神社】清滝川出口北岸上に坐す国中くになか神社拝殿。 国中神社(くになかのじんじゃ) 中野村にあり。〔延喜式〕出。今、天神と称す。此地の生土神とす。(河内名所圖會)」 結構いい場所にあるのだが、如何せんお社は新しいし、取り巻く樹立ちに森厳の雰囲気がまるで無い。


一の鳥居。登り道は清滝川沿いの清滝街道。


国中神社本殿。


国中神社手前。ユキヤナギ、レンギョウ、モモ三色揃い踏み。


小祠脇に咲くサクラの花。


清滝峠へ向かう街道が東高野街道と交わる。


中野本町ご町内で見かけた。モクレン蕾ふくらむ。


中野本町の片隅にこういう表示と小祠。Google Mapには載っているが、この説明板は、脇を流れる清滝川(分流)上流のご本社のことを書いているだけ。ネット上では見当らなかった。


讃良郡・御机神社】鳥居から拝殿を望む。


御机神社本殿。(覆屋内)


権現川が生駒山地を出るキワに鎮座する御机みつくえ神社。決してMr. Desk でも何でもなく、「み、みつ」は「水」だろうという。つまり『水分神社』のようなものということらしい。御机(みつくへ)神社 中野村の属邑、大上にあり。〔延喜式〕出。此所の生土神とす。(河内名所圖會)」


住吉平田神社住吉平田すみよしひらた神社。四条畷神社の北隣。


ハンパじゃない参道石段。数えたら拝殿前まで220段(198+22)あった。「しっかり登り降りしました」


住吉平田神社拝殿。当社は住吉神社と平田神社が18世紀中葉に併合と伝えられるが、それにしては名所圖會は何も語っていない。


四条畷神社】ご存知、四条畷しじょうなわて神社。楠木正行を祀る。明治23年創建。住吉平田神社の神職の熱心な嘆願運動の賜物と伝える。