石山寺から延暦寺  2010年6月6日~7日

♣ “Our Anniversary Event” ♣

日は吉日。われわれのアニバーサリデイを記念して、先般来なにかと話題になっている大地堂さんのパンにお目にかかりにでかけました。話は変わりますが、乃公は滋賀県で未踏地が多いのです。曰く石山寺、三井寺、安土城跡、延暦寺西塔・横川中堂、湖東三山、信楽、海津大崎、etc.etc. いい機会ですので、そのなかの石山寺にターゲットを絞ってまずは出発。(後日記:延暦寺西塔・横川中堂2015.8;海津大崎2016.4;安土城跡2018.5)

6月6日

JR、京阪と乗り継いで石山寺門前にたどり着いたときはすでに14時。拝観はとりあえずおいといてここ湖舟さんの蜆飯定食。炊き上がるまでの15分間の長かったこと。

そして紫式部ゆかりの石山寺に初参詣。西国三十三所第十三番札所石光山石山寺

このお寺の見所の一つ・硅灰岩累々。ここは乃公察するに古代の磐境信仰に端を発するのではないかと。。。上に見えるのは国宝の多宝塔で秋の紅葉がきれいそうです。

国宝の本堂。この本堂の前に蓮如堂があって正面の写真が撮れませんでした。本堂内部の雰囲気は“札所”そのものです。

石光山石山寺(せきくわうさんいしやまでら) 勢田の南にあり。如意輪観音巡礼十三番札所。開基ハ良辨僧正。(後略)【近江吊所圖會】

石山寺境内図。お寺発行のパンフレット“巡拝供養券”から謹んで拝借いたしました。

本堂脇に源氏の間。十二単姿の紫式部がこちらを見ていました。うしろは侍女でしょうか。

・・・といったところでターゲットを絞った割には時間設定のミスが図らずも露見。後ろ髪を引かれる思いで寺をあとにしました。
ㅤ一息後夕方の比叡平に到着。西方京都上空は茜空でした。

メモリアルディナー。暮れ行く大比叡の山並みがバックです。

夕食後お願いしてデザートをルームサービスしてもらいました。チョコレートの上に⌈・・・おめでとうございます⌋とありました。


6月7日

明けて7日。朝食で大地堂さんのパンを堪能したのち、京阪バスで登山グループに混じって延暦寺を訪いました。バスセンターで下車し、まずは大講堂。

その脇にある鐘楼で冥加金五拾円也を投じてひと撞き。いい響きのなかにみんなの健康を祈りました。

そして根本中堂。ここはあまりにも大きく、前方高所には文殊堂があって全容を撮るのが困難です。前回来たときもこの位置から撮ったおぼえがあります。堂内は静謐の一言。多少のお喋りもすべて永遠の時空に開放してくれるような、癒しの空間でありました。

東塔。二重のこのかたちは通常二層目が円形のいわゆる「多宝塔」の形をとることが多いのですが、乃公寡聞にしてこういうかたちは初めて見ました。

東塔に並ぶ阿弥陀堂。屋根の上の相輪が印象的です。今日西塔訪問も考えたのですが、中途半端になりそうでやめました。

拝観受付所近くにシャクナゲが満開でした。ここから700mの道をケーブル駅へ。待ち時間を利用して明王堂を往復しようと試みましたが往=下り、復=登りがはっきり見えており、時間もなかったので見送りました。

坂本に下山してまず目指したのが鶴㐂つるきそばさん。気楽に入れることがうそみたいな貫禄のたたずまい。おろしそばを頂きました。おいしかったです。

最後に長い参道を歩いてここ滋賀院門跡。拝観はまたのことにして、予定はここまで。穴太積みの石垣を堪能し、里坊の里・坂本を辞しました。

6日の総歩数 5,669歩・7日の総歩数 10,200歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら