この記事はさえらのすしが参加できなかったAZハイキングの記録で 写真撮影者K大人のお許しを得て掲載する。多謝。



第101回 甘樫の丘にコスモスを訪ねて

 

日 時:2009年10月11日(土曜日)

コース:近鉄橿原神宮前駅→和田池→甘樫坐神社→甘樫丘展望台→川原展望台→コスモス畑→芝生広場→飛鳥寺→犬養記念館前→橘寺横→川原寺跡→天武・持統天皇陵前→飛鳥歴史公園館→ペンション飛鳥→近鉄飛鳥駅

出席者:牛窪夫妻、釜坂氏、木津氏、小笹氏、佐々木さん、真常氏、杉原氏、富山氏、林氏 他特別参加:上野さん 以上 11名


ㅤ今回は久しぶりに天候の心配はなかったのですが、予定していた「藤原宮跡」の観光案内所に電話して、コスモスの開花状況を訊いてみましたところ、今年は花が遅く、未だ殆ど咲いていないということでした。 慌てて近くの「飛鳥・甘樫丘」のコスモスについて尋ねてみましたら何とか咲きかけているということでしたので、急遽目的地を「飛鳥・甘樫丘」に変更する羽目になりました。
 橿原神宮前駅から東へ約1`程行くと右手に大きな池が出てきました。 対岸に第10代孝元天皇陵がありました。 池を右手に見てどんどん東へ歩きましたが、どこでどう間違ったか住宅地の中で街の方に「甘樫の丘」への道を訊ねてウロウロしてしまいました。 漸く地図上の道に戻り、右に曲がって和田池に出ました。 この池の北側の道を東に向かいました。
 途中「盟神探湯くがだち: 古代の裁判の一種で、正しい者は熱湯に手を入れても火傷を負わないとされていた。」で有名な「甘樫坐神社」の前を通り過ぎると直ぐ豊浦休憩所に着きました。 小休止した後「豊浦展望台」に向かって舗装された、沢山のドングリが落ちていた道を登りました。 この丘は標高148bしかありませんから、ほんのひと汗かいたくらいでもう頂上でした。
 頂上(豊浦展望台)からは、西に遠く「二上山」が見え、その手前に「畝傍山」、足下に「和田池」、間に先程抜けて来た街が広がっていました。 目を北に向けると、随分以前に登った「耳成山」が良く見えました。
 一休みした後記念写真を撮って、「川原展望台」へ向かいました。 ここからの展望は先刻とあまり変わり映えがしませんでした。 御昼も近付いて来たのでボツボツ下りることにして、出来るだけ階段のない道を選びました。 稲穂の残る田圃のレベル迄下りて、道に沿って少し北に行くと、なるほどありました。 「コスモス畑」といえば確かにコスモスしか生えていませんが、草丈はせいぜい30a位で花付きも悪く、日当たりの所為なのでしょうか色も褪せたような花が咲いていただけで、少々がっかりでした。 それでも当日の目的ですから写真などを撮って、すぐ上の芝生広場で御昼にしました。
 後で地図を見るとどうも万葉植物園から続いている芝生だったらしいです。 広々とした芝生を殆ど占領してあちらのベンチ、こちらのベンチと思い思いに弁当を広げました。 食後、また少し北上して「入鹿の首塚」から日本で最初の仏教寺院「飛鳥寺」へ行きました。 このお寺へは何回も来ているのですが、本堂の前に「金堂の礎石(日本最初596年)」が3個並んでいるのには気がつきませんでした。
 「犬養万葉記念館」まで南下し、右折して飛鳥川を渡って「橘寺」の横に出ました。 真っ青な秋空の下で刈り入れ前の稲穂が橘寺をバックに、文字通り黄金色に光っていました。
 北側に川原寺跡を遠望して飛鳥の駅へ向かいました。 丘の上の天武・持統天皇陵を右手に見る車道から、車通りの少なそうな田舎道を辿って「飛鳥歴史公園」で小休止しました。
 飛鳥駅の前にあった「JAならけんあすか駅前支店」で生産者の名前入り農産物などを御土産に買いこんだ方も多かったようです。 何度も来ている「ペンションあすか」でデンマークブランドのビールのジョッキを傾けて打ち上げとしました。


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