この記事はさえらのすしが参加できなかったAZハイキングの記録で 写真撮影者K大人のお許しを得て掲載する。多謝。



第85回 三室戸寺から宇治川

 

日 時:2008年5月102日(土曜日)

コース:京阪・三室戸駅→三室戸寺→佛徳山展望台(昼食)→興聖寺→宇治川→上林記念館→京阪・宇治駅

出席者:井上氏、牛窪氏、門脇氏、木津氏、小笹氏、眞常氏、杉原氏、富山氏 他特別参加:上野さん 以上 9名


 先日来の気象予報から、ある程度の雨は覚悟していたとは言え、朝からシトシトと降っていましたが定刻前に皆さんお越し頂けました。先ず三室戸寺へ向かって街中の道を辿りました。雨の中にも拘わらず約10分で三室戸寺の入口に到着しました。
 入園料を支払って、更に参道を進んで朱塗りの山門を潜ると、左手にツツジの大群落が見えました。左手の土手には見慣れない赤い花が咲いていましたが小笹氏に「アカバナトキワマンサク」と教えていただきました。マンサクと言うと早春の山に咲く黄色い花だけだと思っていた。この土手には白やピンク或いは洋種でしょうか花の底が紫で縁は白いシャクナゲが植えられていました。突き当たりからはかなり急な長い階段がありました。登りきると三室戸寺の本堂の前に出ましたが、ここにはハスが植えられた大きな鉢が沢山並べられていてハスの花が咲く頃にはさぞ見事だろうと思われました。右手の三重塔の方に行ってみると大きな蕾を着けたオオヤマレンゲの木がありましたが、咲いている花は皆無で、香りを確かめることは出来ませんでした。三重塔の近くから見下ろすとシャクナゲが沢山植裁されている斜面が良く見えました。鐘楼の山側には、今年が千年紀で騒がれている源氏物語の「浮舟の古跡」の石碑と解説の立て札がありました。
 寺務所の前でカメラを屋根の下に立てて記念写真を撮りました。左側の坂道を下って、庭園に入りました。石庭や池を越えると、オオデマリの花が満開でした。小さな橋の手前にあった「シャクナゲ谷」の手書きの標識に従って地道を左に進むと細い山道になり、両側には無数のシャクナゲが色とりどりに咲いていました。蕾がまだまだ沢山残っていましたし、萎れた花は全く見当たりませんでしたので、まさに豪華絢爛な花が楽しめました。これで雨が降っていなかったら言うことはなかったのにと思わず愚痴がこぼれることでした。シャクナゲの谷が終わると、盛りはもう過ぎたかと思われるツツジ(ヒラドツツジ)の大群落がありました。中には萎れた花殻もありましたが、マスとしてみるとこれはこれで見事なものでした。 三室戸寺を出てすぐの辺りに、古風な「石の道しるべ」があって「左わうはくみち 右みむろみち」となっていましたので、黄檗山萬福寺へはこの道なのかと思っていましたが、後で地図を見ると距離は大分あるようです。そこから麓に源氏物語ミュージアムがある佛徳山に向かいました。記憶を辿りながらのガイドでしたが、幸い道に迷うこともなく約30分で佛徳山への登り口に着きました。
 公園内の道路のように良く整備された道でしたので、雨の中でも歩き難くはなかったのですが、だんだん靴に水がしみ込んでくるのには閉口しました。面白いことにこの山にはヒラドツツジは見当たらず全部モチツツジでした。ゆっくり約20分で展望台に到着し、屋根の下で弁当をひろげました。
 展望台で記念写真を撮った後、興聖寺に向かって下りました。興聖寺は静かな佇まいのお寺でしたが、期待していたシャラは未だ蕾も見当たりませんでした。秋のモミジの季節にはさぞやと思われる琴坂を下り、宇治川を渡って、平等院参道に面した老舗のお茶屋さんで新茶を求めたりしてから、宇治橋近くのサイゼリヤで早めにジョッキを傾けました。その後もう少しJR宇治駅の方向に進んで、上林記念館に入って、お茶壺道中などで有名な「ルソンの壺」などを眺めました。更に少し進んで老舗の中村藤吉本店でもお土産を買ったりして駅に戻りました。


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