お稲荷さんから山科へ  2007年1月20日

♣ AZハイキング第69回例会“伏見稲荷から大石神社初詣” ♣

伏見稲荷大社大鳥居と楼門 (K大人撮影)

【 お狐様に関する薀蓄 】

お稲荷さんの狐が口に咥えているものは向かって左が巻物、右が宝珠というのが一般的。

しかし左は上のように鍵であったり、稲穂様のものであったりする。また右も稀に何も咥えない“吽形”が見られる。

お狐様に関する薀蓄はともかく・・・

奥社へ続く千本鳥居。これはまるでトンネルだ。

異様な雰囲気が独特の熊鷹社。稲荷山はご本社「稲荷大社」とは関係なさそうな、こういう「○○社」が山のあちこちにあり、それらが総て個を主張していて、民俗信仰の根深さをひしひしと感じた。

四ツ辻からの展望。右手遠く愛宕山。おもわず写真を撮りたくなる、そんな場所。

眼下にひろがる深草の街並。
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三の峰「下之社」。

二の峰「中之社」。ここでは霊狐の脇に何と狛犬が同居していた。

一の峰「上之社」。稲荷山ピーク(233m)。ここは「下」「中」と違いご神体?が自然石のままで刻字が無い。信仰の形も一番古いのかナ?

御剱社、薬力滝、御膳谷と経由して清滝社分かれからの登り。左は宮内庁管轄地。大きな倒木がごろごろし、ちょっとうっとおしい荒れた谷道。

山科市街地への出口近く「大石良雄かくれ家 巌屋寺」石碑。ここにも何らかの信仰拠点があったみたい。いまは廃墟。ここからは忠臣蔵オンパレード。

大石神社。1935年大石内蔵助良雄を祭神とし、浪曲師吉田奈良丸らの発起によって建てられた。境内には春が楽しみな枝垂桜の巨木があった。またここの狛犬は一風変わった形相をしていた。

大石良雄遺髪之塚」。岩屋寺のそばにある。
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岩屋寺。古来は山科神社の神宮寺か。大石良雄の隠棲地と伝えられる。

岩屋寺境内の一隅にひっそりと童形菩薩。

最後の登りで息があがってしまった。9世紀末創建と伝えられる山科神社。山科一ノ宮といわれ地区の産土神として崇敬をあつめる。

このあと勧修寺そばを経由し、漸く見つけたところで一息入れ、椥辻(なぎつじ)から地下鉄で三条京阪、四条烏丸、JR京都駅へとそれぞれ帰途につく。

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応接室にK大人ご来駕
 

行程表及び参加者

 

伏見稲荷奥社奉拝所

 

稲荷山四つ辻

 

大石神社