近江富士@三上山(432b)  2006年5月29日

♣Glee34歩こう会“三上山ハイキング”♣

4日前に『有馬富士』に登ったが、その日にY田君から“急な話だけど29日に近江富士登ろう”と声がかかった。2月にいったん行くことになっていながら雨で流れたので思い入れも強く応諾したら、さすがに皆さん急なことで予定があってS矢君と言い出し兵衛のY田君、そしてうちの計4人になってしまった。幸い薄曇りで暑すぎもせず快適なハイキングになった。なんと五日で富士山二つ登ったのダ。

野洲高校(全国高校サッカー日本一)わきを通るとき三上山を望む。

御上みかみ神社正面鳥居。奥に重文の楼門が見える。今日の山行きの無事を祈願して出発。御上神社(みかみのしんじゃ) 野洲川の堤の西六七町許にあり。延喜式内名神大月次新嘗。地名三上村と書す。祭神天児屋根命。左若宮天照太神和魂を祭る。右十禅(1字不明)天瓊々杵尊を祀る。(後略)【近江名所圖會】

登山口。すぐ階段。柵があって「登山者のみなさまへ:猪が出没しますので門を開けたら必ず閉めて下さい」と掲示されている。この手前の国道が105b。

妙見堂跡。正面の石灯籠の間、小高くなっているところがそう。妙見さんは北斗信仰(道教系統)のもので、お山をご神体とした御上山信仰と混淆したのだろう。180b地点。

二越(にのこし:標高約250b)の岩場から南望。右手に真っ直ぐ伸びるのが国道8号線。真ん中に野洲川、その向うは栗東方面。

これはいったい何だ?奈良へ来たのかと一瞬カン違いしてしまった標識。もちろん「三上山」の「三」の真ん中の一本が外れただけなのだが。

割石(われいし)。大人一人横になって漸く通り抜けられる巨岩。途中ではまり込んでしまったらどうしようと一瞬考えたが案ずるより何とやらで4人とも無事通過。300b付近。

頂上展望台から野洲、守山方面、遠く比叡・比良連山を望む。
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頂上展望台付近に咲くモチツツジ。

頂上鎮座の御上神社奥宮前にて。手前の大きい岩に注連縄が張ってあり、磐座(いわくら)信仰であることを物語る。 click-up
この祠の後がピーク(432b)なのだが何故か三角点がない。帰って地形図を調べたらやはり無い。この近所では二つ北の田中山(292.9b)に三角点記号があるのみ。

三上山下山路に群生していた羊歯の若葉。杉木立の薄暗い中で幻想的ですらあった。
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北尾根縦走路の東光寺分岐付近から三上山を振り返る。

ビワ峠より再び三上山を振り返る。鋭鋒!
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石のトンネル

北尾根縦走路分岐を右(間違いだった)に取ったのち見えてきた野洲の街並み。ここを左に取っていれば妙光寺山摩崖仏に出会えたのだが・・・。道標はしっかり取り付けられているのだが微妙に役に立ち辛い。この分岐も「妙光寺山←→北尾根縦走路」とあるだけ。国土地理院の地形図にも載っていないハイキングの小道だからこそ、もう少し丁寧であってよかろう。

応接室にY君来訪

頂上直下の岩場にて


 

下山途中羊歯に囲まれて


 

羊歯、又しだ、またシダ
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