善峰寺から金蔵寺  2005年6月23日

♣歴史ハイク“大原野と京都西山の名古刹”♣

高曇りで楽な天気などとんでもない。蒸し暑いこの季節は私にとって湿度との闘いだ。それゆえ“季節バス”で参道の赤い橋のたもとまで連れてきてもらえるのは有難い。ここから山門まで一頑張り。

いつに変わらぬいでたちで我々を迎えてくれるこの山門。初めてくぐったのは? そう、M商事合唱団の合宿練習のときだった。1964年! ちょうどいまごろの季節。

遊龍松=この五葉の松は上に伸びないで横に成長する。数年前に写真の“傘”の部分から左方へ伸びた枝が枯れて切り取ったそうな。いま別の株に接木した芽が親木の脇で数メートルに成長している。 click-up

境内で記念撮影

境内から南望。山腹に何かわからんが白い花がまっさかり。この写真でも小さすぎて判別し難い。これからの途中にあったマタタビの白い葉ではなさそうだが。

境内で見つけたおもしろい葉っぱ。
梶本さんのサイト“木々の移ろい”中に「ヒイラギモチ」の「若い枝の葉は棘がある」としてこれそっくりの葉っぱが掲載されていたが、同じなのかな?

奥の院・薬師堂から小塩方面を俯瞰。一昨年退院直後に光明寺裏山越えをしたあとここに登り返したときのしんどさを懐かしく思い出す。

三鈷寺“表門”。ㅤ(なぜピントがあまいのだろう?)

三鈷寺境内。たぶん「キキョウ」

三鈷寺境内。アジサイの仲間?

三鈷寺から杉谷への登り道は簡易舗装で少々興醒め。そのわりにキツい。
ようやく着いた杉谷は数戸の集落。1分もかからずに通り抜けた。それでもドリンクの販売機が1台あった。

ここは東海自然歩道の分岐。左ポンポン山。直進金蔵寺方面。ㅤ(やはりピントがあまい)

左から出てきて右折したところ。
ㅤ向こうは高槻奥の出灰ゆづりは、田能方面、
ㅤ手前は金蔵寺方面の分かれ。
ここは地図上で標高436m。

さきほどの三叉路からほどなく左折するとこのような路に入り、ようやく山道でホッとする。途中湿地が相当面積で広がっているのを見かける。もう少し高度があったらミズバショウでも・・・と話す。だんだん谷が掘れ込み、急勾配を下ってゆく。

金蔵寺が程近くなって、この二段になった滝を越える。
ㅤネットで調べたところどうやら“の滝”らしいが、誰がお産をしたとか、三つある滝がどうとか、ようわからん。後世の辻褄あわせかもしれない。

ようやく金蔵寺。この石段こそ三重あって「お〜いまだ登るの?」の悲鳴がそこここから上がる。

いつもながら ではあるが、金蔵寺から石作の集落を経て、南春日町のバス停までが何とも長く辟易する。

金蔵寺から石作に下り立ったところに咲く白い花“クマノミズキ”。梶本さんにご教示いただいた。謝々。 click-up

間違えようの無い一本道で竹薮を抜けてまた竹薮を抜けて、南春日の集落を目にしたときはようやくついたという安堵感一杯。半数は大原野神社へ出かけるが、残り半分はバス停にへたり込み50分間バスを待つ。久しぶりに「歩いた」感じのハイキングで、快い疲れの余韻。